ジャンプ予想を書く!伝外超スデメキルヤ団劇

劇団ヤルキメデス超外伝の裏ブログです。

【おすすめ情報】知らない人は損している!「アマゾン業務用ストア」で便利でお安く。

漫画は読み捨てられるモノである。

スポンサーリンク

 ローカルに書いていた文章を投下。書いていた時の熱は…失われた。書いたモノは、早いことアップしないといけないと思う。



 ジャンプ感想を書いている時に心がけているのは、『批判だけの感想にしない。』ということです。「つまんねー」とか一言書いても、それは、感想になるのですが、その作品が好きな人からしたら、心痛む感想となるでしょう。それらの思いを昇華させて、「漫画は漫画であることだけで素晴らしい」という考えまで高めたのですが、それが、一般的に受け入れられるモノかどうかは分からないです。

 差て。マンガを読んでいて、感想を書いていて思ったのは、『漫画は読み捨てられるモノ』ということでした。以前よりは、マシになっていると思いますが、文芸書、学術書、小説等々に比べると、世間的な認知と扱いは低いように思えます。また、内容がツマラナイ(その多くは自分の好みじゃない場合が多いと思いますが)場合は、けちょんけちょんにコキ下ろされる場合もあります。最近は、ジャンプ感想ブログ、サイトも選んだ所しか読まないようにしてますが、インターネットの某所(2ちゃんねるなど)は、罵倒が続いているように思えますし、ジャンプ感想の中にも、感想じゃなくて、『罵倒』ととれるモノも結構あると思います。

 しかしながら、仮に打ち切り作品であっても、週刊少年ジャンプに連載される…というのは、実は、かなり大きなことなのですよね。ジャンプじゃなくても、何かに連載されて、そして、コミックスが発売されるとかは、かなり、大きなことです。それは、マンガじゃなくてもそうですが、自分の書いたモノが世の中に発売されるというのは、非常に大きなことです。国会図書館に収蔵されれば、自分の名前が歴史に残った…ということなのですから…。


 マンガが読み捨てられる…というのを考えた時に、制作の大変さが、世間一般に認知されてないからじゃないかな?とも。多分、美術画とかの方が崇高な作業として認知されているのじゃないかな。私は、美術画のことは詳しくないので、滅多なことを書けませんが、一週間というスパンの中で、毎週19ページのマンガ原稿を書くとか、果てしなく大変です。マンガはストーリー、内容がある絵な訳ですから、それも考えないといけない。つまり、挿絵も自分で描く小説家…のウエイトが逆…という感じでしょうか。最近は、『バクマン。』とかの関係で、マンガ制作の裏側とかがジャンプに載っている訳ですが、それでも、伝わってない部分はあるように思えます。

 多分、マンガを描くことが実際に体感出来るのは、実際に、マンガを描いたことがある人と、想像力がある人だけなんじゃないかと。かく言う私は、演劇告知用のマンガを10ページと、マンガ賞投稿用のマンガを11ページ描いたことがあるので、その大変さの一旦は、一応、理解しているつもりです。スクリーントーンとか、使わなかったので、本当は、もう一作業あると考えると、メマイを覚えました。

 マンガを描く…という部分だけを考えたら、ペンと原稿用紙を使って、完成原稿を作った時点で、一つのハードルをクリアしているように思えます。人生で、それに接する人は案外少ないと思うのですが、完成原稿を作った時点で、褒めて良いと思います。一応、私も、描いた側の身なので、自分を「ちやほや」して欲しい…という訳じゃあないのですが、これだけマンガが一般的になっている日本において、制作することへの理解が、浸透してないように思えます。これは、イメージで、実際のところは全く知らないのですが、フランスとかだと、制作することへの興味、意識が高いような感じがします。全くのイメージですけど。


 今回、マンガに関して考えてみましたけど、実は、エンターテイメント全般が「読み捨てられる」という宿命を背負っているようにも感じます。映画やTV番組、漫才やコント、演劇…などなど、技術的な部分もあると思いますが、「ツマラナイ」なんていう感想は、個人の主観的な部分でしかなく、それで「読み捨て」などが起きるというのは、なんだか、変な感じだな…とも思えました。勿論、そこと勝負することがエンターテイメントのようにも思えるのですが、それと同時に、観る側、感想を述べる側の意識の向上などなども、文化が醸成していくなかで、必要なことなのじゃないかな?と思いました。

 こういうことを考えると、小さいときに5歳上の兄に「では自分では出来るのか?」みたいなことを言われて、当時は「何を言ってるんだ!」とか思っていたのですが、そこには、何かの真理があったように思えます。「ツマラナイ」と感じたとしても、自分の感受性を探ってみたり、また、制作する大変さを想像する…そういうことが、高まっても良いのじゃないかな?と思ったり。

 ちなみに、このエントリは、思ったことを適当に書いているので、読み捨ててもらって、結構ですので。こまねち。