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打ち切りの未来の形とは?デジタル書籍は俺達の闘いは終わらせねばならない! !

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↓ローカルに保存しっぱなしだった記事。



 「打ち切り」という言葉を知る前は、例え、好きなマンガが未完に終わっても、「主人公達は闘い続け、そして、平和を取り戻したのだな…」と、うっとりと作品世界の余韻にひたっていた。マンガに限らず、色々な創作において、最後まで語られないというのは、一つの手法だと思う。

 のだが、いつしかマンガにおける「打ち切り」、私の場合は、マンガ人生的に週刊少年ジャンプのイメージが強いのだけど、そのシステムを知ってからは、「未完」というのは、無力感をともなう結末となってしまった…。

 そんな「打ち切り」というシステムの未来を考えてみたいと思いました。

勿論、打ち切り作品であっても、決まった話数の中で話を終了させていて、珠玉の短編になっている作品(バオー来訪者とか惑星をつぐ者とか)もあるけど、尻切れトンボになっている作品も多い。作品として完結してないマンガは、連載終了後も長く愛されるって事はないのじゃないかな。「打ち切りシステム」の事を知ってしまうと、無念の記録になるというか…。
週刊少年ジャンプに欲しい短期連載枠。【マンガ・アニメ】

 以前考えていたこと。引用部分が私が「打ち切り」関して無念に思っていたことで、続く本文では、短編でも成り立つストーリー展開にして、人気があれば継続できるというハイブリットな構成…なんてことを考えてます。だけど、記事タイトルから分かるように、最初から単行本3冊くらいを意識した連載ってあり得ないのか?というところから、スタートしています。


 これらは、以前考えていたことなのですが、最近、考えたのは、「これからデジタル書籍が一般化していくなら未完の作品は未来の商品価値を失うだろう」ということでした。例えば、もう完全版が出て、物語は完結しているみたいですが、あんなに続いた『シャーマンキング』が打ち切りになった時…コミックスを買おう…という気持ちには、全然なりませんでした。最終的に、未完で終わっているのが分かるからです。

 シャーマンキングは極端な例ですが、「未完で終了している」ということは、コンテンツの魅力をかなり削いでいると思います。どんなに楽しくても、物語を完結まで読めない…というのは、辛いものがあると思います。




 おそらく現在の打ち切りと、打ち切り作品のコミックスの販売は、一定のルールに基づいて行われていると思うのですが、同じマンガ家さんで、次回作がヒットする、もしくはコアな人気を博す…ということがない限り、打ち切り作品は、重版されることはないのだと思います。

 つまり、打ち切り作品が生み出す利益、マンガ家さんが得る収入というのは、第1刷が出た段階で、終了するのじゃあないかと。商品価値も、そこで終了しているのじゃないかと。


 これから、デジタル書籍というのが、ますます一般化していくとして、打ち切り作品のあり方も変わってくるのじゃないか?と思いました。デジタル書籍の良さは、コミックスという紙を使った物体から解き放たれる部分にあると思います。これまでのコミックスは、厳密なコスト管理に基づいて、刷るコストがペイされなければ、重版されることはなかったでしょう。

 でも、デジタル書籍の場合だと、サーバーの維持費など、コストのかかり方は違うでしょうが、販売する方も、購入する方も、印刷や、紙の縛りから、脱することが出来ると思います。すみません。実際にコミックス化するコストと、デジタル書籍として販売するコストの実際の値というのは、分からないですが…印刷、流通のコストが軽減されることを考えたら、安価なイメージがあります。




 その中で、打ち切りという短い連載期間で終了した作品も、今後、デジタルコンテンツとして、重要な意味を持つのじゃないか?と思います。マンガも超人気作品が売れまくる感じに、なってますが、ロングテールの法則と言いますか、コンテンツの量があることも、重要なのでは。もしくは、短い作品であるからこそ、気軽に読めるのじゃないか?とも思えます。

 究極的には、無料で読めるWebマンガもページビュー等々を稼ぎ出すことを考えたら、無料であっても、利益を生み出すかも知れない…。


 先述した打ち切りによる「未完」の問題を考えると、未完で終了していることは、デジタル書籍的にも、コンテンツの魅力を削ぐと思う訳です。もしも、デジタル書籍化することで、作品の商品価値が、今よりも、長く続くとしたら…新連載の立ち上げ方も変わってくるのじゃないか?変わっていかないといけないのじゃないか?と思いました。


 つまりは、もしも、思うように人気が出なかった場合でも、コミックス2巻以内でも、綺麗に物語が完了する…そういう作劇が必要なのじゃないか?と思いました。もっとも、全ての作品がそうなると、ワンピースのような長編が前提となっている作品は、生まれ難くなると思うのですが…それは、連載前にある程度、予期できるのでは?と思う一方で、もしも、ワンピースが今のような人気にならなかったら…と想像すると、マンガの人気というのは…水物なのかな?とも思いますが…。


 長らくジャンプを読んでいて、いつも無念なのは、物語が完結しないままに、打ち切られていく作品が常に出続けて、そして、その完結が、世の中に出ることはない…ということです。人気作品、長期連載が出る一方で、ちゃんと完結した作品が増えていって欲しいなぁ、と思います。

 こまねち。