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正臣町の因縁、ソウルフードが招いた悲劇・序章・ブクマ乞食実験小説・俺中テロ占拠が悪い!第16話。

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俺の中学校がテロリストに占拠されたのはどう考えてもテロリストが悪い!第16話。

かつて正臣米を巡っては、町が二つに分かれたことがあった。M県S市正臣群正臣町の特産、正臣米。それらは、正臣町の住民を中心として、M県民のソウルフードであると言っても過言ではない。

それが全国区の知名度になったのは、とある番組の紹介がキッカケだ。今では、司会者の不祥事で終了してしまった番組だから、あえて番組名は明かさないが、全国の特産品や、県民性などを紹介する番組である。

『地元飯』という言葉は、その番組から生まれた。

そもそも、電通の営業マンがS市の市役所に訪れた時から、禍根の種は撒かれていたのかも知れない。知名度と、徳用林産に興味津々の市長は、市内の名物として、M県民のソウルフード、正臣米を使った正臣稲荷を紹介したのだった。

次に営業マンが向かったのは、正臣町役場。もちろん、町長は反対した。町長が保守派の人間だったのもあるが、正臣米を巡っては、地元の強い思いいれ、執着とも言えるモノがあり、過去何度も、それで町が分かれた。

正臣町の成り立ちを紐解けば、昔、この地方にあった村々が、まだ『正臣』という名前をいただく前の優秀な稲、種籾を巡って争い、村同士の抗争の果て、勝ち抜いた村が、この地方を制した。

そして、その村の町は、当時の豪族・建正村に仕えることで、さらに村の力を確固たるモノにしたのだ。『正臣』とは『正』の『臣』ということで、この地方は、正臣町となり、その土地で取れる米は『正臣米』となったのだった…。

しかし、最終的に営業マンの粘り勝ちで、「正臣米」という名前は出さない。地方の稲荷寿司としての紹介…という約束で、取材を了解したのだが、それが不幸の始まりであったとも言える。

今から、もう十五年も前の話である。

続く。

ルール。

  1. ブクマコメントで展開希望があったら、それに習って進んでいく。
  2. なかったら通常通りに進んでいく。