ちょっと前に、ベーシック・インカムに関する本を読んだ。

- 作者: 山森亮
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2009/02/17
- メディア: 新書
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なので、金持ちの息子は金持ちとか…経済面で人は生まれながらに不平等だとか、消費税だとか、金持ち優遇の税制…とかを考えてたのだけど、それと派生して(全然関係ない話になって)、『精神的な平等』というのを考えていた。
例えば、これからの時期、暑くてイライラすると、人にあたって発散する人も出てくるだろう。態度が荒々しくなったり、怒り声になったり…。結局、そういうしわよせって、心の弱い人によっていく気がして、それって、「不平等だよな…」と思った。
多くの場合、心の問題、精神力の弱さは、自己責任とされていて、心の強さや精神力の強さに、食い荒らされまくっている気がする。私がダメ人間と言われたら、その通りなのだけど、会社員になってからは、常に、社会から、精神的な何かを搾取されているような感じがしていた。
「気にしすぎ芸人」なんて言葉があるけど、それも、心の平均点をちょっとプラスぐらいに想定しての話なんじゃないかな。精神力の強さの前では、傍若無人は、褒め言葉のようにさえ、使われている気がする。
コミュニケーション能力が重視されたり、心の強さが暴れまわり、心の弱さは自己責任とされる時代。精神の平等…というのを考えていきたい…と思った。結局、それは、「オレは傷ついている!いいかげんにしろ!」というような事を宣言することなのかも知れない。筋が通って無くても、支離滅裂でも、そういう心の叫びが尊重される時代にならないかな…。
心の強い人は、この記事がなんのこっちゃ分からないかも知れない。だけど、強さが押しのけている事も多々ある…という事は知って欲しい。ちょっと抽象的過ぎる気もするが…。