禁煙をしていると、禁煙、タバコに関する記事を書きたくなるという喫煙者あるある。禁煙しているくらいだから、かなり「タバコが好きな人なんだな」と思われるかも知れないけど、答えは、イエスだ。
しかし、大学4回生でタバコを吸い始めるまで、タバコに関して否定的で、「吸う人の気が知れない!」とか、「フィルターは生分解されない!」とか、思っていた私が、一本のセブンスターで、コロリとタバコ肯定派に変わってしまった訳だ。それが、タバコの中毒性であり、洗脳、マインドコントロールだ。
禁煙セラピー イラスト版 [セラピーシリーズ] (ムックの本 820)
- 作者: アレン・カー,ベヴ・エイズベット,阪本章子
- 出版社/メーカー: ロングセラーズ
- 発売日: 2007/03/01
- メディア: 新書
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というようなことが、禁煙セラピーの中で出てくる。もう、吸う前にタバコをどのようにとらえていたかは分からない。「身体に悪い!」、「環境に悪い!」、「受動喫煙!」とか、思っていたのだと思う。今は、禁煙中だけど、喫煙者俺がタバコを肯定的に考えることを列挙してみる。
- タバコは美味しい。
- 世の中に必要なのは分煙だと思う。
- タバコが作り出してきた人類文化も考えるべきだ。
- 名だたる芸術家、作家、アーティストもタバコを吸っているじゃないか。その作品は、タバコなしでは生まれなかったのだよ。
- タバコは嗜好品だけど、吸う人にはなくてもならないモノだから、値段をあげると、税徴収の逆進性がうんたらかんたら。
- 昔あったグラビアアイドル(の卵の人)は、ストレスを貯める方が深刻だから、軽いのを吸った方が良いと言われたそうだよ。
- 本当に社会的に問題視するなら、販売をやめたら良いと思う。
- 喫煙所の扱いが適当になるのは、何かが行き過ぎている気がする。
- タバコからの税収とかを忘れて貰ったら困るなぁ。
- 嫌煙が世の中的な正義になっているのは、違和感を覚える。
とまぁ、こんな感じか。もっとあると思うが。こういう風に、タバコを肯定的に考えることが、洗脳らしいのだ。なるほど、吸い出す前には、考えなかったことだから、それは、確かに言える気がする。誰しも、自分がやっていることは、肯定したいし、世の中的に向かい風になっているから、反発心も湧きますわな。
禁煙を成功させるのは、肉体的依存、中毒を克服するよりも、精神的なマインドコントロールを乗り越える方が、難儀らしい。難しくはないみたいだけど。
結局のところ、私が禁煙できないのは、精神的な部分が多いからだ。ハレの日には、楽しい1本とか、そんな感じで思っているから、いつまでたっても禁煙が出来ない。20本1セットで売っているのがな…。いっそ、バラ売りとかしてくれたら、気持ちが楽なのだけどなぁ。
こまねち。