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「誰でも良かった」側の考え。苦しみ、生きづらさの原因は家族、社会、本人にある。弱者を選ぶのは苦しみの根本からの逃避。自死しないのは自分の痛みは分かるが、未来、死刑のハードルの高さ。未来が見えなくなった時に人は壊れる。人間爆弾。
10/3に書く「誰でも良かった」側の考え。また嫌な事件が起きた。自分を終わらせるために、関係のない他人、しかも、時分よりも弱い人間を狙った凶行。「自分を終わらせるなら自殺しろ」という世間の声が聞こえるようだ。
私は、多分、ずっと鬱だし、時分では分かるけど、あちら側の人間だ。だから、あっちの気持ちが半分くらいは分かる気がするのだけど、もっともっと追い込まれた奴が事件を起こすのであろう。
苦しみ、生きづらさの原因は家族、社会、本人にある。
ものすごく大雑把に考えると、鬱、人間の精神は複雑であるのは大前提として、自分の苦しみってのは、他の人、社会にあると思う。
例えば、家族というのは苦しみの原因となる。毒親なんて言葉があるけれど、親や兄弟で納得が行ってない事はあるだろう。過剰な叱責であったり、虐待であったり、理不尽であったり、それで人格が壊れる事もあるだろう。
社会とは、政治や行政だ。例えば、宗教団体に苦しめられたとかも、こちらになるかもしれない。
本人とは、能力の足りなさや、容姿などのコンプレックスであったり、それらが社会の中で苦しさに変わるなら、社会の方が間違えているのかもしれない。
苦しみに原因があるなら、なぜ攻撃がそちらに向かないのか？というのは、当たり前の疑問だと思うが、それができないから、苦しみに繋がる。
すぐ怒る人は、怒れない人、怒りを自分の内側にため込む人の気持ちは分からないだろう。
弱者を選ぶのは苦しみの根本からの逃避。
関係のない人を選ぶのは、自分の苦しみの原因からの逃避だと考える。あるいは、原因などを考えられない程に、心が壊れているのかもしれない。
普通の人が「不合理」と思う行動は、こちらの理解の外にある心があるはずで。私が、もっともっと生きづらく、苦しくなったら、他者を、弱者を狙った犯罪をするのか？と言えば、まだ想像力が働いている。
関係のない人間を攻撃しても、あるいは、家族や社会、政治家などを攻撃したとしても、刑務所に行く事になるかもしれないけど、今の生活が明るくなることは、絶対にない。
それだったら死んだ方が楽になる。
自死しないのは自分の痛みは分かるが、未来、死刑のハードルの高さ。
自分を終わらせるなら、誰しも考えることだし、多くの人が考える「だったら、自殺しろ」だと思う。しかし、それができないからこそ、他者を狙って、自分を終わらせようとする。強い者には、立ち向かえない。
「自分を終わらせる」というのが、いかなることを指すかは本人しか分からないが、仮に「死刑」と考えるなら、一人の殺人では死刑にならない場合もある。だとしたら、自分は終わらない。
そして、裁判や、弁護士とのやりとり、刑務所に入ることになったら、そこでの生活。懲役期間が終ったら、社会に戻らないといけないし、もしも、刑務所の中で更生されたら、精神が修復されたら、今後は人を殺した咎を背負っていく事となる。
想像を巡らせると、関係のない、自分よりも弱い他人を狙って殺害しても、自分が終らない可能性の方が高い。
こんな風に考えるから、こちら側にいれるし、あちら側というのは私には想像も出来ないほどの苦しみがあるのかもしれない。
未来が見えなくなった時に人は壊れる。
これは、誰しもそうだと思う。普通に働いたり、結婚したり、人生が順調に進んでいれば、未来を常に考えられている間は、健康に生きられると思う。
しかし、ある時に未来が見えなくなるかもしれないし、そもそも心が壊れたら、未来なんか見えなくなるかもしれない。
人を殺したり、自分が死んだりしなくても、救われる方法ってのはあるのだけど、ブログとか、Twitterとか、LINEとかに「俺、そろそろ関係ない人を巻き込んだ犯罪しそう」とか書く訳にもいかないし、そういう事が書き込まれても、マジだと思わないだろう。
そして、そういう人間に関わりたいとは思わないだろうし…そういう考えの先に、ひどい事件が起きるのだろう。
この内容を、カクヨムの小説に書こうと思ったけど、エンタメ性が皆無だから、ブログに書くことにした。
