俺の中学校がテロリストに占拠されたのはどう考えてもテロリストが悪い!第35話。
国会議事堂マサルが、二つの意味で己の内面と戦っている時に、勝鬨橋マサコは、孤独に耐えていた。孤独のグルメ。クラスメイトは、委員長達は、みんな、職員室の闇に消えた。自分はどうしたらいいのか…。
答えは決まっていた。自分も、職員室に行こう、そう決めた矢先の出来事だった。教室の中に、教諭でもない、生徒でもない、用務員さんでもない、給食室のおばちゃんでもない、黒山の一団が流れ込んできたのだった。
彼らは、まるで自衛隊のような彼らは、まるで自衛隊員のような格好をしていたので、マサコは「自衛隊員の人が助けに来てくれた!?」と思ったのだが、そうじゃあなかった。
彼らは、守衛歴50年の花山田正吉さんが消える五時間前に、正臣稲荷駅の前に謎のジープで乗り付けた謎の一団だった。一体、何の目的で、現れたのかは、マサコは分からなかった。
しかし、教室の中は、自衛隊員のような格好の人々でぎゅうぎゅうになり、教室というよりも、満員電車のようになった。その一段の中で、一番、小柄な男が、手を挙げ、言った…。
「君達には残念だが、この学校は我々の前線基地とさせて貰う。」
マサコには何のことだか分からなかった。その戦慄をマサルも知る由はなかった。彼は、トイレのことばかりを考えているクソ野郎である。
続く。
ルール。
- ブクマコメントで展開希望があったら、それに習って進んでいく。
- なかったら通常通りに進んでいく。