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竜がいたまち(野々上大二郎)3・4話最終回感想「過去打ち切り2作品、無刀ブラック、最後の西遊記のテーマを完全にリボーン」【ネタバレ注意】。

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竜がいたまち(野々上大二郎)最終回感想。絵描き漫画でルックバック。最後の西遊記のリテイク。無刀ブラックのリボーン。最高のラストシーン。母親、あんまり関係なかったな。少年の父親は魔法使いだったのか?

竜がいたまち(野々上大二郎)最終回感想。

4話構成ですが、1話あたり50ページ以上あるので、4話でコミックス1冊分くらいあります。4話あるのに、2日間で一気に公開したのは、ネットのバズなどを意識した先述でしょう。

絵描き漫画でルックバック。

漫画じゃないけど、絵を描くことにアイデンティティが関わっているあたりは、最近だとルックバック的だと思いました。

後半は、魔法の方に傾くですが、思った以上に絵描きの方に話が振られました。

最後の西遊記のリテイク。

想像力や恐怖心が、現実のように少年の心が蝕んでいくのは、最後の西遊記で描かれた、見えない世界が見えるようになってしまう「啓蒙」に近いものだと思いました。

少年と少女、その父親の関係性といのは、最後の西遊記でも描かれたテーマのリテイクだと思えました。

無刀ブラックのリボーン。

後半の大部分で描かれるのは、恐怖による闇でした。無刀ブラックの主人公も、闇の中で生きてきたのを、弟子となった少年により、光の中、月下に戻った話だったと思います。

そして、今回は、少年を闇の中から少女が救う話で、題材や時代設定は違うけど、「闇から救う」というシーンは、ブラッシュアップされ、よりメジャーになったように思いました。

と同時に、「あ!これは無刀ブラックのヤツか!」と思えるのが、古参読者としては嬉しい感じでした。

最高のラストシーン。

私や、多分作者が漫画を読み始めた頃に大好きだったボーイ・ミーツ・ガールが全て集約されたラストシーンでした。

中年読者は「既視感」と思うけど、今はじめて読んだ人は、同じ感動を味わえているのかも。

母親、あんまり関係なかったな。

いや、女の子の方は大きく関係あったか。少年の方の母親の話は、あまり出てこなかった。少年の闇への恐怖を払拭したのは、少女だったわけで、同い年の女の子が母性だったのかもしれない。

少年の父親は魔法使いだったのか?

かなりあやふやに描かれている。自称「魔法使い」なだけで、本業は、ビジネスプランナーとかかもしれない。何しろ、魔法使いと言っているけど、魔法は使わない。

絵から竜が飛び出していたのも、ファンタジー的であるけど、それが何らかの魔法であったかは不明ですが、そのあたりをハッキリさせないのが、ジュブナイルなのかもしれない。

おわりに。

久しぶりに超刺さった読み切りでした。ネットで大バズりって感じではないですが、読んで損のない読み切りだと思うので、未読の方は今からでも読んでみては、いかがでしょう。

読め。

関連の感想。

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