竜がいたまち(野々上大二郎)感想。無刀ブラック、最後の西遊記で打ち切り。大人と子どもがテーマ。母親が他界。4話一挙掲載。小4男女という作者の性癖。
2024/08/24のジャンプ感想日記。竜がいたまち(野々上大二郎)感想。4話一挙掲載。
ジャンププラスに野々上大二郎先生が登場。本誌で2度連載された漫画家さん。昔と絵の印象が大きく変わり、気付かない奴もいるかも。
超短期集中連載と言うか、全4話が2日間で掲載されます。
無刀ブラック、最後の西遊記で打ち切り。
柔術がテーマだった無刀ブラック。読切版と接続させたコミックス描き下ろしがスゴかった。短期終了であったが、悲しい物語だった。テーマがあるとしたら、継承だろうか。
最後の西遊記は、物凄い世界観の漫画だった。凄すぎて、あらすじさえ語れないが、初回で、全盲で言葉も不自由で、四肢が動かない妹を主人公が介護することになるという、超絶激重新連載だった。西遊記を交えた物語だった。啓蒙という言葉がキーワードだったはず。
大人と子どもがテーマ。
今回の読切、短期集中連載も、前作、前々作と共通のテーマであり、作者の性癖なんじゃないかと思える。子どもだけの一夏の冒険とかじゃなく、大人もセットで描かれる。最後の西遊記も親子、家族の話だったし、無刀ブラックは、大人と子どもの師弟関係の話だった。
母親が他界。
タイトルの「りゅう」に関わってるようだが、少年・少女の二人の主人公それぞれが父子家庭で、母親が他界している作品だった。それだけで、胸がキューッと苦しくなる。死んだ人が生き返る話では、なさそう。
小4男女という作者の性癖。
主人公らの年齢は小4。作者の性癖も大きいだろうけど、男女の性差が顕著になる前の年齢を選んだのだと思う。
例えば、中学生、高校生だったら、恋愛の方に大きくことなるし、後半の3、4話で起きる事件は、小さい子どもだからこそ起きた事件だとも思える。
関連の感想。
2013年25号から2013年36号の連載。全12話とめちゃくちゃ短いです。柔術、合気道のマンガでしたが、後半の鬱展開は、短期打ち切りはもったいなかったな…。
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週刊少年ジャンプの1話か?身体障害者の介護やん。話が、暗いし、辛い。だけど、俺は好きだった。ただ、結果として打ち切りだったから、初回で読者の心を大きく突き放したのかもしれない。
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