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原発に近づいて感じた事。

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2012年の2月。仕事を辞めて、職業訓練校も出て、悶々としていた私は、現在よりも自分の価値を見失ってました。ブログの話題性の病にかかっていたのもあるのですが、友人の伝で、一ヶ月ばかり福島県で暮らしたことがありました。以下のカテゴリは、その記録です。

その滞在期間中に、Jヴィレッジの近くに車で行ってみた日がありました。その時に感じたことをブログ記事用に書いていたのですが、公開するのが精神的に憚られたので、ずっとパソコンの中に保存しておきました。滞在期間中に、震災の爪あとをデジカメで写真をとっていたのですが、保存していたパソコンがクラッシュしたので、二度と公開することはできなくなってしまいまいた。


以下からの文章は2012年の2月17日に感じたことをメモしたモノです。震災から3年目の今日。ブログに公開します。

原発に近づいて感じた事。

 結局、原発を見るほど近づかなかったのですが、原発がある方面に向かって、車を走らせて貰いました。海沿いを走っていると、建物の基礎しか残ってない土地を、沢山、見かけ、場所によっては、町の1区画が基礎だけになっているところもありました。それを見て、思ったのは、テレビで見ているよりも小範囲のように思えました。もっとも、もっと、広い範囲で建物が流された場所はあるのかも知れませんが…。でも、テレビの印象だと、もっともっと、広い範囲のように思えてました。

 しかし、瓦礫の山をみたら実感がわいたのでしょうか。基礎だけが並んでいるということは、確実に、そこで起きたことは理解できる筈なのに、それでも、私からは『遠い』出来事のように思えました。よつくら港に行くと、壊れた船舶が積んであったり、グチャグチャになった自動車が積まれていました。遠くでは、漁港関係と思われる建物が、解体されてました。それでも、何か、リアルじゃあない気がします。所詮は、京都に住んでいる身で、ことが起きてから約1年経ってから、訪れているからでしょうか。

 後日、実際に、集められた瓦礫とかも、車の中から見たのですが、やはり、想像していた実感というモノには、程遠い感じでした。


 北へ、北へと進んでいくと、警察や消防の車両、トラックなどが増えて来ました。最終的にローソンのJヴィレッジ店に降りて、そこから引き返しました。それ以上進む事は、はばかれました。これを書くと、ガンガンに非難され、このダイアリが炎上するのじゃないか?と思うのですが、その時に感じたことを、包み隠さず書いてみます。多分、軽い車酔い、もしくは、車での移動で体力が多少消耗していた…と思うのですが、北に向かうにつれて、精神的なモノが身体に影響しているのか、ちょっと気分が悪くなってきました。私は、頭では、「放射能とかそんなに気にしない」という風に考えていたのですが、実際、魚料理とかも気にしません。しかし、そう思っていても、『分からない』、『目に見えない』ということが、プレッシャーになるのか、精神的に『クル』ものが、ありました。私が、車から降りる前に、外を歩いている人、そこに住んでいる人がいることが分かっていても、それでも、なお。


 これらが、2月17日に福島県の北部に向かった時の感想です。起きたことと、今起こっていることが実感できたように思えたのですが…まだ、何かよく分かりません。本当に分かりません。目の前で、その痕跡をみても分からないということは、やはり、体験してないからでしょうか。それでも、京都から福島にやってきて、良かったとおもいます。少なくとも、「それでも実感できない」ということは、分かりました。こまねち。