俺の中学校がテロリストに占拠されたのはどう考えてもテロリストが悪い!第45話。
妙心寺マサコは戦慄していた。自衛隊ぽい人々のリーダー、大宮正次郎の話す、正臣町の歴史と、その暗部。まさか、あの話があんなところで繋がっていて、そして、真相がそんなところにあろうとは…正直なところ、次々と入ってくる情報に、マサコはついていけなかった。
「つまりは、納豆。もしくは、いかり豆。そういう話だ。」
「いいや、違う。そうじゃあない。」
作戦参謀の市場正文が付け加えようとしたが、正次郎は、それをやんわりと否定した。つまりは、時期尚早である。正文は、そう理解してニヤリとした。
「あ、は、あなた達の目的は一体何なの!?」
マサコは、思わず声を上げていた。
「さぁ?それはもう君は知っているのじゃないか?」
そう言われてマサコはドキリとした。なぜなら、全く心当たりがなかったからである。しかし、自分の双肩に正臣町の運命がかかっている…そのことだけは、実感できた。
西大寺マサルもまた、戦慄していた。自分のクラス。2年F組の様子を眺めていた。クラス担任の中村正嗣の姿はなく、みんな、机の下に隠れていた。
しかし、その教卓を観ると!マサルは、さらに戦慄し、お腹がグビリと鳴ったのだった。
続く。
ルール。
- ブクマコメントで展開希望があったら、それに習って進んでいく。
- なかったら通常通りに進んでいく。