俺の中学校がテロリストに占拠されたのはどう考えてもテロリストが悪い!第41話。
法隆寺マサコが目を覚ますと、そこは、校長室だった。マサコは校長室のソファに寝かされていた。目を開けるが、視界がぼやけ自分がどこにいるかは、よく分からない。
「ん、ん…。」
「目が覚めたかね?」
「メガフレア?」
「そうそう、バハムトート…ってそういう話じゃあなくて。」
テログループのリーダー。大林雅彦は、一応、話に付き合って、そしてノリツッコミを行った。思えば、自衛隊ぽい組織の中では、ノリツッコミが必修だったと聞く。組織を抜けても、その習慣は残っている。いんがすんがすんな、話である。
「ちっ。」
雅彦は、それに気付き、舌打ちをした。マサコはその意味が分からなかった。
「貴方達は何者?一体、何が目的なの?」
「ふふ、ふふふふ…。」
雅彦は、ただ笑っていた。
一方、十戒マサルは、三度トイレから復帰して、廊下に出ようとしていた。度重なるトイレ・ファイトで体調はガクガクだった。トイレの入り口、手洗い場の影から外をうかがう…。
「せ、制服…。」
マサルは、小さく声を上げた。自衛隊の演習か何かだろうか…。いや、演習だとしたら、何故、この正臣中学に…!?迷彩服姿の一団が列をなして廊下を歩いている。生徒たちの姿はない…。マサルには、まだ事態が飲み込めてなかった。
続く。
ルール。
- ブクマコメントで展開希望があったら、それに習って進んでいく。
- なかったら通常通りに進んでいく。