出版業界の厳しさを痛感（日記11月2日）‏

大学時代の友人から、日記を寄稿して貰いました。「新しい」と感じたので、掲載してみます。

日記 11月2日 出版業界の厳しさを痛感‏

今回は普通の日記です。
一日遅れちゃってますが・・。

11月2日(金)
私は佐賀県唐津市の書店で働いているのだが、
(正確に言うと書店ではないけど)
仕事終わりに、担当の社員から
「最近、売上が落ちているので人件費が落ちて苦しいので勤務時間とかが若干減るかもしれない。」
と言われる。
実際に売上を見せて貰ったのだが、見事な程に全ての月において、売上が前期を下回っていた。
まあ、確かにレジをやっててもわかるもんな。
雑誌とか文芸書とかがなかなか売れない。ベストセラーの文芸書とか置いてあるけど、あまりにも売れないので
「この本、本当に世間で売れてるのか？」
と懐疑的になるレベル。


まあ、今の努力を続けて売上伸ばしていくしかないか・・。
そういや、うちの近所にある小さな本屋がこの前潰れていた。
「破産した」
みたいな貼紙がしてあったもんな。私が小さい頃からあった息の長い本屋だったからなかなかショックだった。町の本屋さんとか相当厳しいんだろうな。
おまけに、この日帰る時に店の外側に大量のスリップが落ちていた。
スリップとは、新刊の本に挟んである色のついた札みたいなやつ。売る時に取ります。


よもや、万引きの跡か！


と思ったけど、全部ビジネス書だったんだよな。ビジネス書万引きするか？普通。一応、社員に報告したけどなんとも気持ち悪い。


日記なのに辛気臭い話になってなんかすいません。そんな話はここで終わりです。
以下、その他にあった事。


3日に、エヴァンゲリオンのコミックの新刊が入ってくるので、
(私は限定版を予約しておきました。)
コミック担当の同僚が場所空けしていたが
「エヴァ、結構たくさん入ってくるな〜。
うわあ〜、うぜ〜」
みたいな暴言を吐いていたので、エヴァファンの一人として厳重に抗議しておいた。
その後、彼は
「アスカ好きなんですか？俺もなんですよ。髪長いから。」
とも言っていたが、


そんな理由か〜い！


まあ、確かに私はアスカが好きだが髪が長いからではない。アスカについてはいろいろ思いがあるので機会があったら書きます。それにしても、コミックはいつ完結するんだよ。この調子だと、新劇場版より完結遅かったりして・・・。


休憩中に、買ったウルトラセブンの本を読んでいたが、それを見た後輩が特撮に関するトークを吹っかけてきた。彼もなかなかマニアックな事を知っている。他のスタッフも強引に巻き込んで、休憩時間まるまるそのトークに費やしてしまった。
好きな分野の話になると、とまらないとめられない、となるのは立派なオタクの証拠である。


そのトークの中で一番ビックリしたのが他のスタッフが、ゼットンを全く知らなかった事である。ちょっとしたカルチャーショック。後輩と共に驚いた。

(ゼットンとはウルトラマン39話
「さらばウルトラマン」
に登場した怪獣。
別名 宇宙恐竜
不気味な存在感と最終回にウルトラマンを倒した事で、視聴者にすさまじいインパクトを与え、後のシリーズにも強敵としてしばしば登場。)


後、この時期私の住む唐津市では、唐津くんちというでかい祭りをやっているが、曳山が店のすぐ側を通るため店の駐車場が車でいっぱいだった。
絶対、うちの店に用が無い人がたくさん停めただろう。
そして案の定、トイレ貸してくれという人は多く、来店は多かったのにこの日の売上は低かった。
困った事に、店の敷地の駐車禁止の所に、駐車禁止のポールどかしてまで停めていた車があった。
注意しに行ったのだが、場所が無いと反論された。


まあ、そうなんだけどさ。それ言うなら何でもありじゃね？と。
結局、たまたま空いたスペースに移動するように
言ったけど。


なんだかんだで疲れた一日でした。