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亀岡の事故の加害者とされる3人組の名前が出てる。
この記事を読んで、思い出した。重大な事件が起きて、その加害者が腹立たしく思った時に、2ちゃんねるの匿名の正義の戦士群が、本人の特定やあぶり出し、追い込みを行ってくれてないか…と、期待している自分がいることに。
少なくとも我々にはたとえ犯人であっても「社会的に抹殺する」権利はない。犯罪者ではないかという容疑をかけるのは警察であり、それを立件して裁判にかけるのは検察であり、最終的に罪があるか否か、どのような罪を与えるかを決めるのは裁判所である。たとえそれが極悪人であってもわたしたち無関係な第三者が私的に制裁してよいということは決してない。ある人物が「悪い奴」なら叩いても許されるとか、あるいは社会から排除するのが「正義」だとかいう考え方は完全に筋違いである。
京都亀岡暴走事故で3人の犯人の名前を6人分「暴い」たネットの暴走［絵文録ことのは］2012/04/27
つまりは、この通りで、冷静な時は分かっているつもりだけど、本当に犯人への憎しみに満たされていると、この辺りを見失う。その憎しみと言えば、多分、加害者がリア充なら、私が嫌いな人種（人間集団的に）なら、電車の中で近付きたくない感じの人達なら、自分よりも学歴が下なら…というような、起きた事件、罪と関係のないところで、沸き上がっている気がする。
一度事件を起こせばインターネットで人生が終らされる。その危険性には、結局、自分も加担しているのだけど…憎しみに捕らわれた時に、それらも全部見えなくなる。
この事故は、たぶん、全国的に報道されていて、注目されていることだと思いますが、私の住む街で起きた事故でした。私が住んでいるところからは、自転車で30分くらい、JRで2駅ぐらいのところで、私の生活圏内ではないですが、うっすらと、どの辺りかは分かるくらいの場所です。
亀岡の無免許居眠り交通事故から考えた社会の不完全さと再整備の必要性。【社会】
これを「事故」と言ってよいのか良く分からない。端的に言ってしまうと、加害者が少年であっても、「大変な事件、犯罪には厳罰化を！」ということなのだけど、一言にそう思ってしまえない部分もあると思う。
亀岡無免許居眠り暴走事故から少年法を考える。 - 伝外超スデメキルヤ団劇
善人ぶってこんな記事を書いていても、心の中に魔物を飼っている。私は、多分、冷静なインターネットには、むいてない。こまねち。
