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スタジオジブリ 小冊子・熱風「憲法改正」7月号を読んで、自民党支持者は「風立ちぬ」観に行かないだろうな…。

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※こちらはサウンドトラック。映画「風立ちぬ」の公開前に書いてあります。

この間、笑ってコラえての特集でも、宮崎駿監督のデスクには、「脱原発」の感じのステッカーが張ってあったし、よくよく考えれば、政治的な主張の強い会社なんだなーと。

スタジオジブリ 小冊子・熱風「憲法改正」7月号を読んで。

印刷して読んでみて。真っ先に思ったのは、自民党支持者は「風立ちぬ」観に行かないだろうな…ということでした。どう考えても、逆の立場の人が作っているアニメを観たら、思想誘導されるような気がしますしね。

しかし、概ねにして、憲法9条は改定(その前になんだかんだあって)、原発は再稼動(福島の現状をテレビで見る度に、原発賛成派の人はどう思っているのか?と思えますが)の方向に向かっている現状の日本において、『ジブリ』が国民的アニメとされているのが不思議なモノです。まぁ、そこは別けて考えるべきなのかも知れませんが。

読んで印象に残ったこと三つ。

本文からの引用ではなく、私の言葉で書きます。

  1. ポーズとして最新式の戦車を造り続ければいい(宮崎駿監督)。
  2. 自衛隊は海外派遣などは現地の人を一人も殺さず頑張って帰って来た(宮崎駿監督)。
  3. 今思い出すべきは戦争の末期の悲惨さではなく開戦時の様子。

の三つです。それぞれ細かく。なお、言葉が変わっているので、原文が気になる方は、是非、PDFで読んでみて下さい。

ポーズとして最新式の戦車を造り続ければいい(宮崎駿監督)。

9条の精神からすると、自衛隊の存在も抵触しているけど、現在の世界情勢を考えると、まったく武力、軍事力を持たないなんてのは現実的ではない。だったら、使う、使わないは別として、戦車なりガンダムなり作ればいい。そんな考え。

その他、実際に戦争をしようにも、敵国に自国領土に侵入されると、ミサイル攻撃などを受けると、原発だらけで、どう戦うのか?という話も。

自衛隊と軍隊の違いは、先制攻撃ができるか?と攻撃の範囲の違いだと思うけど、「攻めない」という線引きは大事だと思う。後、池上彰さんとマツコデラックスさんがテレビで言っていたけど「国防軍になったら辞める自衛官もいるかも…」という話も思い出したり。

「守る」と「攻める」は全然違うし、国の中の雰囲気として国防軍に向かって言っているのは、極端に言うと、攻撃をしたいのでしょうなぁ。尖閣諸島を巡っては、海上戦とかありうるかも知れない。

自衛隊は海外派遣などは現地の人を一人も殺さず頑張って帰って来た(宮崎駿監督)。

実は、結構、似たことを考えていて。軍隊を巡っては、国内外で結構えげつないことが起きて。大阪の元気な人が沖縄で威勢のいいこと(悪い意味で)を言って、大問題になっていたけど。

任務の違いはあれど。後方支援しかしてないけど、海外派遣で大きな問題を起こさないで帰って来るとか。もしくは、震災での災害救助などを思い出しても、自衛隊の果たす役割は大きかったな…と。海外派遣に関しては、もう一度同じことが起きた時に、行くべきか…というと、難しいけど、少なくとも既にの、結果を否定しない宮崎監督の考えはいいな…と思いました。

9条を支持している人は、自衛隊の存在全体を否定しがちだと思っていたのですが、前述の戦車の話とあわせて、考え方に幅があるなーと。

今思い出すべきは戦争の末期の悲惨さではなく開戦時の様子(高畑勲監督)。

こちらも印象的でした。宮崎監督よりも年上なために、戦時中の記憶がより詳細という感じでした。私は、「はだしのゲン」等々で敗戦後の日本の様子とか、そういうのを知ることが多かったですが、「戦争やろうぜ!」という雰囲気だった頃を思い出すべきでは?という感じでした。

私は、当然、戦前、戦中は知りませんし、それを知る人もドンドンと少なくなってきますが、今、「9条を変えるぞ!」という風に向かっているのは、序章のような状態かも知れません。世の中には一定、「日本も兵役をおくべし!」という考え方もありますし、私は既に30越えてますし、20代の若者が兵役るならいいかな?でも、自分の子どもがそうなったら嫌かな?結婚しなかったら関係ないな、むしろ徴兵・国防軍・先制攻撃で国内から若い人がドンドンと戦地にいったりしたら、国内の40代(その頃)は持てないかな?とか、思考はドンドンとそれて行きますが。

何の話だったっけ。

そうそう。開戦時の熱狂は、オリンピック等々にも例えられてました。私は、スポーツに興味がない。特定のチームとか、国とか枠組みを応援する気持ちが、ほとんどなくて、人が好きだったり、技術が好きだったりします。「日本勝て!」と発信すると、敵国の素晴らしい技術を見逃すのじゃないかな?とか。「日本が負けて悔しいけど、相手チームのパス力ハンパなかった」とか、ならありかな。

なので、日の丸背負ってとか、全く感覚が分からないですが、オリンピックを戦争に置き換えるのも乱暴かも知れないですが、そういう全体として「勝て!」「勝つぞ!」というムードになったのが、開戦時なのかな…と。

戦後60年。基本的に日本が外国に侵略して、敵国の兵隊を殺したことはないと思いますが、同じ日本人である自衛隊の人々が(枠を意識してますが)、同じ人類である外国の人々(人種も同じかも知れない)を「殺すよー!」という状態になった時に、どんな風に思うのだろうか。

テレビ等々で見聞きして、外国の兵士が外国の非戦闘員、民間人を巻き込んで殺す。デモの弾圧に軍隊が出てきちゃう。そういう感覚はテレビで観て、近く、遠くに感覚があるのだけど。日本人が、自衛隊(その時は国防軍かも知れない)が、他の国の人を殺すことが想像できない。それは、最近話題になっている16歳ぐらいの女の子が首の骨折って殺した…というのとは、違うレベルで想像できないな。

何の話だったっけ。

冊子の中の誰の発言だったかは忘れましたが「徴兵制を考えるなら自分が行く、自分の子や孫が行くというのを覚悟する必要がある」という感じの話があって、私も同じことを考えていて、でも分業が基本の世の中で、そういう考え方も間違っているかね…と内省していた中で、自分よりも年上の人が、似たことを考えていて、ちょっと嬉しかったです。宮崎監督かな。


ちょっと話がそれ気味になってきたので。

おわります。

しばらくジブリ映画を観てなかったので、観に行こうかな…と思いました。しかし、映画公開前にこんな文章を出して、「うへー!サヨクだ!サヨクの映画だ!」と、集客が減るのじゃない?と思いつつ。「憲法を変えない」という立場が、左翼なのか?と言えば、日本には右と左しかないようにも思えますが…。

私は、投票の結果、民意には従おうとは思ってるのですが、だったら、せめて、投票率が上がればなーと思う次第です。


こういうことを昨晩、グルグルと考えていて、最終的に思ったのは、政治とか経済とかと離れて、目と耳を塞いで、口を閉ざして生きていきたいな…ということでした。まぁ、私が生きている間に、もう1回原発事故が起きるのか?もう1度戦争が起きるのか?多分、私からしたら選挙の結果、みんなの決定な訳で。そして、多分、起きなくて。

だから、そういうのと距離を置きながら生きていきたいな…と思いつつ、この手の話題になると、心をかきむしられるのは、どうしてだろうか。別に、「日本は戦争をして欲しくない!」とか思ってないし、私が徴兵とかされないなら…でも、外国の人を殺すのは嫌かな。

そして、結婚もしてないけど、自分の子どもが「戦争をする国」で育つのが、やっぱり嫌なのかな。原発に関しては、100〜200年後の日本人に、当時の人々としてバカにされまくる可能性あるな…とは思いますけど。アベノミクスとか、どういう風に教科書に載るのでしょうな。

おわります。

しかし、書いてみると、自分のモヤモヤを発散するためのエントリのようだったと思います。クールジャパン(笑い)とかは、ジブリアニメも支持するのかしら。まぁ、関係ないかも知れませんが。

今のところ、思ったほどインターネッツ、2ちゃんねる転載ブログなどで、話題になってないですね。有名なブロガーの人々も、そんなに書いてない?

まぁ、政治の話題はしない方が良いようにも思えます。書くだけで、自然と敵が出来るような。もしも、ここまで読んでくれている人が、いれば。また、お会いしましょう。