以下の文章は、私の大学時代の後輩から、寄稿を頂いた文章です。
じょしらく 1(期間限定版) [Blu-ray]
「つまんねえ事聞くなよ!!」
夏に放送されたアニメ「じょしらく」の感想。リアルタイムでは見ていなかったのでレンタルで見た。原作は未読。原作が「絶望先生」の人だから期待して見たら、やはり言葉遊びとかが「絶望先生」を思わせるなと。
登場人物は落語家の女の子ばっかりだが、休憩所みたいな和室での女の子の会話を楽しむアニメだから、あんま落語は関係無いけど言葉遊びの部分は落語っぽい。ただ、女の子の名前が高座名で出て来るので(本名は一切出て来ない)漢字ばっかしで覚えられない・・・。読みは覚えても、漢字でどう書くは覚えるの大変。書き取りテストじゃないから、そこは別にいいんですが・・。
後、ブラックユーモアが炸裂している。危険過ぎるわ。
冒頭で、
「女の子の可愛さをお楽しみ頂くための、差し障りの無い会話をお楽しみ下さい」
みたいな事を言ってるけど、いろいろな所に差し障りがあったのでは・・。特に、最後の
「山ではヤッホーだけど海ではなんて叫ぶの?バカヤロー?」
「返せー!!じゃない?全方角カバー出来るし」
といった会話から全員で
「返せー!!領土を!!
返せー!!人を!!
返せー!!海底資源を!!」
と叫ぶとこは爆笑した。領土問題や北朝鮮の日本人拉致をネタにしたアニメは初めて見た。絶対、他に無いけど・・。どことなく爆笑問題の漫才を思わせる。
こういうネタが不謹慎という人もいるかもしれないが、このアニメのEDで歌っているとおり、
「こんな時代こそ笑いましょう」
である。何でもかんでも笑いに変えて客観的に見る事は大事だし、こういうネタが規制される世の中は本当につまらないだろう。また私はこういうブラックユーモアが大好きです。
以下、小ネタ
初っ端から登場人物が、
「なんでこんな動きの無い漫画をアニメにするのか!!」
みたいないきなりのメタ発言。いや〜、昨今こういう会話主体のアニメは珍しくないのでは。
パーティー等の招待状で
「普段着でおこし下さい」と文面にあるが、この「普段着」とは何なのかという会話で普通の人々が日常生活で長時間着ているのって制服では?という発想から
「パーティーに普段着でおこし下さいっていうのはコスプレパーティーの隠語かい!!」
その発想は無かった。確かに、普段着って何だよ!!とは思う。どうせみんなスーツだろうよ。
「気持ちが不安定な時に、犬っていう字のどこに点うてばいいかわからなくなる。」
ゲシュタルト崩壊って奴ですね。
確かに、犬って考えてみたら不安定な文字だな。
ここの
「どっちが好き?」
の会話の嵐中で一人置き去りにされたマリーさんがかわいい。主人公のはずなのに、全員に服ひんむかれて丸裸にされてるし。ネタキャラになってるぞ。
キャラ的にはネガティブで病みキャラの幽霊みたいな苦来が怖かわいい。私服がロリっぽかったし。
エンディングではやたらはっちゃけた動きしてて吹いた。何があった・・。
OPやEDは落語の出囃や寿限無を歌詞に使って、面白い。特にEDはよく動くちびキャラのかわいさもあって、中毒性がある。・・と思ったら、ももクロが歌ってるからという事でも無いだろうが、ネットでは不評だった。外国人にはうけたらしいが、俺の感性は外国人なのか?
2話の感想も近い内に。
定期的に記事を送ってくれそうなので、その都度、掲載して行こうと思います。