「風立ちぬ」の感想を書いておりました。
これを書いてから、色々と感想記事を読み貯めていたので、そろそろ記事にしてみます。引用と私の感想などをセットでお送りします。
批判的意見。
もう故人である堀越はさておき、その声を庵野秀明というのは罰ゲームか何かなのか?彼がまだ単なる素人声優であればそれもまた乙だったのかも知れないが、これはもう素人人間の域ではないか。
404 Blog Not Found:原作陵辱 - 品評 - 風立ちぬ
私はむしろ、観終わった後に庵野秀明氏がベストだと思ったが…。思うに、演技がもっと上手い人だったら、心の壁ができまくりだったように思える。アニメーションの中に、アニメーションらしい演技を求めるなら、このような評価かも知れない。
…人柄込みで見てしまうのは、アニメの楽しみ方から外れるのかも知れないけど、メイキングを観たから、庵野監督の人柄も込みで見てしまったな。
計算尺を返して貰った二郎が教室を飛び出していったとき、菜穂子ではなく、菜穂子の侍女のことを想っていたときです。
『風立ちぬ』を見て驚いたこと - sombrero-records.note
計算尺のシーンは、二郎の内面じゃなくて実際の過去の時間の投影だと思ったのだけど違うのかな?しかし、これ以外の部分は、すごく読ませる内容だった。
正直、「今」よりも「延命」を優先すべきでは!?とハラハラしながら観ていました。
批判?
非常に長い記事でしたが、『反戦』の部分に触れておくと…。ラストシーンに象徴的に尺が短く描かれているからこそ、そこから読みとく必要があり、それが映画鑑賞のように思えます。
ただ、ここまでの長文を書かせる力…というのが、あるのだな…と思いつつ。
ニュース。
賛否両論。
映画監督の庵野秀明が主人公である青年技師“二郎”を演じたことが上映前から大きな話題となっていたが、こちらもふたを開けてみると賛否が分かれる結果に。
ジブリ新作「風立ちぬ」に賛否両論!:blogram通信
これは仕方がない気がする。アニメ作品として楽しむとするなら、もっと上手い演じ手はいると思うけど、「ここにしかない作品」という意味では、彼の声しかなかったのだと思う。
なんというか、惚れたのだと思う。
韓国のネット上。
韓国のネット上で「戦争を美化している」などと批判が出ている
宮崎駿監督、韓国の「風立ちぬ」批判に反論 - MSN産経ニュース
本編を観れば、こんなことは思わないと思うけど、韓国にもネトウヨ的な人がいるのだろうか?韓国で公開してどのように感想を持たれるかは気になる部分。
反戦の強い意志は描かれてないけど、虚しさのようなモノは満ちていたと思う。
宮崎駿監督は…。
- 韓国ネットで「風立ちぬ」批判、宮崎駿監督は… (読売新聞) - Yahoo!ニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130726-00001053-yom-ent
観れば、戦争も戦闘機も肯定的に扱った作品ではないことが分かると思う。しかし、物語にするってだけで肯定的ととらえられたら、その先は、どうしようもないと思う。
- 宮崎駿「時代が僕に追いついた」 「風立ちぬ」公開
- http://www.nikkei.com/article/DGXNZO57782960W3A720C1000000/
長文インタビュー。読んで損なし。過去を描いた作品なのに現在のように思えました。作品に込められた思いなど、読んでみるのも良いでしょうね。
ジブリの小冊子に収録されていた内容です。また、ネトウヨの2ちゃんねらーがDisりまくっているだろうな…と思いつつ。制作の裏話として面白くて、鈴木プロデューサーの提案がなかったら、スタートしなかったのだな…と。
おわります。
この記事には、あのIDからコメントがつくのじゃないか?と、ひやひやします。もしも、コメントが来たら死ぬほど悶絶するでしょう。思い当たる人は、スルーしてください。