俺の中学校がテロリストに占拠されたのはどう考えてもテロリストが悪い!第3話。
ご飯を食べるか食べないかで、もう10分も問答している。意味ないな。もう、食べてもいいかな?と思ったのだが…。
「ジュースだけでも飲んで行きなさい」
と、父親特性の豆乳ジュースを飲まされることになった。そう言えば、ジュースはあるのに、父親がいないことに若干の違和感がなかった訳じゃあない。いや、違和感なんてなかった。
「豆乳は豆くさい。」
「豆だから当然。」
「くさくない豆もあるはずだ。」
「豆は、すべからくくさい。」
なんでもない朝の会話。朝から豆に関して言及する母子もそんなにはいないだろう。本当は分かっている。豆が臭いのじゃあなくて、豆乳と一緒に入っている材料が臭いのだ。ジュースにあんなモノを入れるとは…。
「じゃあせめて、ホラ。」
目の前に、コップが出される。やれやれ、朝からこれを飲んでいかないといけないのか。やれやれ。コウモンからファイヤーだぜ。全くもってまいる。
もう冷めた目をもう一度覚ます必要があるのだろうか?学校に行くのが憂鬱になる。思えば、学校に行かなかったら良い訳だけど。
続く。
ルール。
- ブクマコメントで展開希望があったら、それに習って進んでいく。
- なかったら通常通りに進んでいく。