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第14次笑の内閣・ヅッコケ3人組の稽古場有料化反対闘争…の感想。

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 先日、観に行った、第14次笑の内閣・ヅッコケ3人組の稽古場有料化反対闘争…の感想です。「笑の内閣」という団体は、非実在青少年の問題で、関東の方にも、名前が知れていると聞きますので、演劇とか全然関係ない人も、知っているのじゃないかな?と思ったり。

 ようはお芝居の感想です。三行であらわすと…。

  1. もっと声は出した方が良いのじゃない?
  2. 簡素な舞台でも床くらい意識した方が良いのじゃない?
  3. 脚本とか演出とかの構造的な部分を意識した方が良いのじゃない?

 で、最終的に思ったのは…

  • でも、そんなことは些細なことじゃない?

 という感じでありました。せっかくなので、続いて細かく書きます。
 笑の内閣がどんな団体か?と言えば、以下がHPの劇団紹介からの引用です。

笑 の 内 閣 と は

2005年、代表・脚本家・プロデューサーを勤める高間響が中心となって旗揚げされた劇団で、およそ半年に1度のペースで8回ほど、京都大学西部講堂などをホームグラウンドに主催公演を実施。幅広い世代の方に楽しんでいただけるためにベタなネタから風刺ネタまで、「笑わせるためなら手段を選ばない、悪名は無名に勝る」をモットーに、馬鹿馬鹿しい芝居を提供しています。


 これに加えて、政治的な題材が多いです。今回観に行ったのは、京都市内の青少年活動センターの利用の有料化に関する内容でした。文化に対して、行政は、お金を払うべきか?とか、そんな内容?私も、演劇に関わっているので、興味のある話題です。

 差て、冒頭に挙げたことを詳細に。

1.もっと声は出した方が良いのじゃない?

 まぁ、単純に声が小さかったです。聞こえない…とかじゃあなくて、演技で、お客さんを魅了するには、声量等々が足りてない…という感じです。もっとも、私は、演技もするし、演出もした男なので、普通のお客さんとは、ちょっと観点が違うのですが。

 体感として、声で注目を集めている人が少なかった。役者の個人的特性として、求められなくても十分に出す人/出さない人、全体の平均にあわせる人…まぁ、色々とありますが、想像するだに「求められる」が少なかったのじゃないかな。と。

 平均が小さくなると、平均派は、出さないですから、負のスパイラルに陥ります。まぁ、後、10%声量を増やしたら、評価が30点は変わる感じがしたので、非常に勿体ないです。

2.簡素な舞台でも床くらい意識した方が良いのじゃない?

 舞台が簡素である、素舞台である…という部分は、私は、あまり気にしないのですが、せめて、客席と舞台の空間の雰囲気を変えるために、床に黒パンチの一枚でもひいて欲しかったな…と思いました。

 まぁ、これは、好みの部分なんですけど、ひかないなら、ひかない選択をした理由がみえてこないと、それは、舞台でなく、演出でもない…と思うのですが、どういう理由だったのかな。

3.脚本とか演出とかの構造的な部分を意識した方が良いのじゃない?

 暗転大杉。暗転とは、舞台が真っ暗になって、次のシーンに映ったりする舞台演出です。決して、次のシーンの準備があるから、真っ暗にする…というものではないのです。一番、ベタな使い方は、時間経過とかでしょうか?

 「暗転は適正量に…」なんて意識が、脚本を書いて、演出をする立場が考えることですが、演劇はライブであり、そして、流れを作って、その中で感動させる…という意味では、暗転すると、お客さんの意識が一時的に途切れるので、数はすくなく、するにしてもお客さんの意識…というのは、考えないと駄目です。

 勿論、お客さんの意識が途切れる…というのは、肯定的にとらえて使う方法もあります。同じシーンが30分超とかになると、ちょっと疲れますからね。私は、「暗転はTV番組におけるCMのようなモノ」と学生時代に考えていたのですが、最近のTVは15分間隔でCMが入らないので、若い人には、この表現は伝わらないのかも…。


 とまぁ、長々と書きましたが、脚本を書く段階、演出をする段階で、その辺りを意識しないと、今後の「構造的な発展はないだろな」ということをアンケートにも書いてきました。

でも、そんなことは些細なことじゃない?

 などと、わーわー書きましたが、結局、気になった部分を書きましたけど、結局、そういうのって、技術的な部分なんですよね。残酷な言い方ですが、役者さんは、取り替え可能なパーツで、「良い役者」を揃えれば、演技の部分は改善されるでしょう。

 さらに、脚本は推敲を手伝う人を用意すれば良いですし、演出は、「演出補」とか「演技指導」を呼んでくれば良い。私が、これまで、書いたモノは些細なことだな…と。

 笑の内閣のお芝居の中のテーマとか、主張に全て万歳(まんせい)する訳じゃあないですけど、演劇で、作品で、伝えたいことがあり、それが今後も続いていきそうな感じがするので、(実は)、笑の内閣には、ちょっと期待しております。


 なんでも、近々、東京にも行かれるらしいので、このエントリを読まれた方で、関東在住の方はよろしければ…。下ネタ耐性がなかったら、ちょっと、辛いかもしれませんけどね…。

 こまねち。