さむわんへるつ17話が神回過ぎたので改めて感想。
ここ最近、さむわんへるつのことばかり考えていて、Twitterも、さむわんへるつとネット大喜利だらけになってますが、溢れるパッションをブログ記事にします。
3巻の1話目にあたる17話が、めちゃくちゃ神回。2巻から、3巻にまたいでいるので、2巻買った人は、3巻を買わざるを得ない。
伏線の回収?走れメロスが遅れてきて、背中を押した。
そもそも伏線とは何なのか?というのを考えないといけないけど、17話に連関する要素が、これまでの話に散らばっていた。
- 7話では、特に意味なく「走れメロス」のネタがあったけど、16話の内容は「走れミメイ」的であった。
- 14話のおみくじの内容は、もっと先の話、ミメイのリスナー甲子園の準決勝出場などを示唆していると思ったが、16話、17話にかかっていた。
- 15話では、ミメイが水尾さんを激励することで、精神的に背中を押していたが、17話では物理的に背中を押した。
- そして、17話で重要シーンとなる「ブランコ」は1話の時点で、公園に描かれていた。
これらが、伏線であったり、展開の示唆であるかは不明。なぜなら、要素が回収された演出がないから。例えば、おみくじの内容がリフレインすることはない。走れメロスだって、水尾さんの唐突なボケでしかないけど、確かに回収されている。
それらに気付けなくても、面白く読めるし、何度も読み返して、もしかしてそうでは?と思えると、倍楽しい。
そう考えると、「チャーハンは食べる派?炒める派?」という面白台詞とかも、回収される予感がする。リスナー甲子園準決勝進出者には、料理人っぽい後ろ姿があったから、彼が、チャーハン炒める派なのであろう。
話は少しそれたけど、ブランコのシーンがスゴかった。1話目で公園の遊具として、描かれているので、1話の時点で17話の内容が決まっていた可能性が高く、それを踏まえて、要素の散りばめが行われていた。
今のジャンプの連載陣で、こんなことできるのは…篠原健太先生、松井優征先生くらいだろう。
ブランコのメタファー重ね掛け。
ベンチが夜露で濡れていたから、ブランコに座る訳だが、ミメイは「酔う」という理由で、当初は隣に座れない。
そこから、水尾さんは「ブランコ押して」と言い、ミメイは背中を押す(物理)訳だけど、背中を押させた理由は、絵とともに一瞬に説明される。
立っているミメイと、ブランコに座っている水尾さんは、大喜利回答者として、その心境に大きな差がある。
そして、ミメイは隣のブランコに座る。それは、大喜利回答者として並びたいという意味もあるが、水尾さんの心境に歩み寄るとも言える。
ジャンプのラブコメ主人公が異常なほどの察しの良さ、あるいは鈍感力を発揮する中で、ミメイは水尾さんのことが「分からない」という部分にドラマが生まれる。水尾さんの心の中は、読者にも分からない工夫がされている(心の声の台詞がない)。
ブランコのシーンに、複数の意味が連続的に重ねられ、その準備が1話目からされていたというのが、驚愕であった。
そして、それらの工夫に気付かなくても、楽しめる仕組みになっている。なぜなら「伏線回収したぞ!」という演出が一切ないから。なんだったら、愛読者(俺)が騒いでいるだけで、伏線じゃない可能性まである。
とにかくスゴい。1巻発売と同時に、瞬く間に話題になった理由が分かる。もっともっと多くの人に読まれるべき漫画だと思う。今、時代に立ち会ってます。
今週の感想。
水尾さん&ミメイのジャンプ表紙。リスナー甲子園の結果発表は、エンディングにて…。早朝、二人はどこかへと歩いて行く。果たして、結果は…!?
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