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ドクの贈物(DODOTAN)最終回感想『ずっと暗く、救いもなく、コミックスで読み返したいとは思わない作品』ジャンププラス感想2024年【あらすじ:ネタバレ注意】 #WJ

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あらすじ&展開。

学校でもハブられ、角見も殺害し、卒業制作も完成し、追い詰められた主人公の最後の決断とは…?

独善的な主人公。

最終回は、これまでの後悔が描かれたが、人殺しをしたことへの懺悔がなかった。死んだカドミも、ひどい生徒だったけど、殺されるのはさすがに可哀想だし、その回は、エグさの塊のようだった。まさに、ダレトク。

ここが気になった:読んでいて全く救いがなく、最後も報われない、光が一切ない物語をコミックスを買って読み返したいのか。

ほんまこれ。ハッピーエンドがすべてじゃないし、バッドエンドの名作だってある訳ですが、ドクの賜物は、嫌な終わり方だけど、色々と納得できない。

そもそもの発端の友達の絵具を盗むにしても、もっと、なんとかできたんじゃないか?とか、カドミが主人公を脅迫する理由も、過去編などで描かれたけど、カドミのことを、なんとかできたのじゃないか?

どうしようもない雁字搦めの状況で、不幸な選択を取り続けてしまった主人公というよりも、物語の舞台装置の中を右往左往する感じだった。あるいは、芸術を志す、子供のころから絵を描くことに夢中な人間は、こういう極端な人間性になるのか?を描いたとしたら、そんなことを漫画で描く必要があったのか?と思う。

何しろ、最初から最後まで読んで、そこで楽しんだけど、コミックスを買って、もう一度通して読みたいとかはない。伏線とか、考察とか、そういう楽しみもないだろうから。

ここが良かった:ある意味、私が読んだジャンププラスの漫画史上最悪の作品。

ここまで、批判めいたことを書きたくなるのは、最後まで読んだし、何か刺さるところがあったのかもしれないし、その刺さったことを、言語化できなかったのかもしれない。

ブッコメークなどを見ていると、刺さった人もいるようです。ただ、その刺さり人が、コミックスを買って繰り返して読みたいか?と言えば、そこは書いてないので分からんです。

おわりに・刺激的な題材と、展開と、結末を羅列した感じ。

主人公とカドミが過去が掘り下げられたけど、すべて刺激優先だった気がする。この作品は、愛情や友情すら、物語に前向きに作用しないってのは、徹底的に悲惨さを描きたかったのかもしれない。