」で便利でお安く。
パチンコ屋の休憩コーナーに「それ町」が置いてあり無料で読める。
同じ漫画や小説を何度も読むのが結構好きで、乙一のジョジョ4部のヤツや、暗いところで待ち合わせも何周かしている。
年内から、タイトルは知っていたコミックスの「それでも町は廻っている」を読み始めたのだが、先日、2周目のラストを読んだ。
それ町は、何度読んでも面白い。
人間は、いつか死ぬから、最後に読む漫画を決める時が来るのだろうけど、その最後の漫画は、それでも町は廻っているなのじゃないか？と思えた。ジョジョでも、ドラゴンボールでもなく、それ町。
もうすでに語り尽くされているだろうけど、各話の時系列がバラバラで、主人公の高校三年間が飛び飛びで描かれて、小道具や人物、伏線などが散りばめられている。主人公が買った北海道土産が、特に説明なく、先輩の家に置いてあったのは、震えた。
様々な解釈があるし、ずっと考えられていられる。
夢、現実、SF、メタフィクションなどを行き来する話がわりとある。最終話と、その前の話、主人公が見た怖い夢の話などの連関性は、作中で答えが書いてないから、何度でも読めるし、何度でも考えられる。公式見解とかは、あるのかもしれないけど。
作者の後書にあるけど、連載としての最終話と、物語としての最終話は一致してないし、そういう意味では、あの世界はまだ続いているのじゃないかと思う。
全16巻だから、ラストを読む頃には、最初の方を良い感じで忘れている。
週刊少年ジャンプを読み続けているのは、ブログ運営的な意味合いもあるけれど、面白い漫画に出会えるパチンコ屋の休憩室に乾杯。
思えば、ドロヘドロに出会ったのも、パチンコ屋の休憩室だった。最終巻だけ抜けてたから、最終巻だけ買ってしまった。
ずっとジャンプを読んでいて、ジョジョ9部とかも待ち遠しいのだけど、私の人生、マイライフの最後の漫画が「それでも町は廻っている」になるかもしれないというのは、奇妙なものだ。あんまりプッシュされてないけど、ジョジョネタも結構ある。
アニメ化もされているみたいだけど、再アニメ化とか、そのうちあるかもなー。かなり難易度の高い話も出てきそうだけど。
昨日、16巻を読んだから、今日は1巻を読むのだと思う。多分。
パチンコ屋で読めるけど、そのうち家に並べるのもいいかもしんない。
