」で便利でお安く。
ゴールデンカムイを無料期間内に全話読破したぞぉ！
頑張った。パソコンのブラウザと、スマホアプリで、大勢を変えつつ、駆け足で読んだぞ！二周目に突入したけど、流石に明日までに全部読むのは難しいだろう。
読者と作者に感謝。
私は、雑誌もコミックスも買ってないわけで、最終話に以下のようにブコメを残した。
[第314話] ゴールデンカムイ - 野田サトル | となりのヤングジャンプ
- [ジャンプ感想]
無料で全部読んだ。今まで応援＆買い支えていた読者諸氏、そして作者殿に感謝であります。
2022/05/07 20:28
無料公開が行なわれたのは、やはり、今まで読み買い支えた読者の諸氏のおかげだと思う。無料で、とても素晴らしい体験をさせてもらった。
ヤングジャンプという背景・文脈。
私は、雑誌で連載を追っていたわけじゃあないから、同時期にどのような作品が連載していて、どのような漫画が始まったり、終わったりしたかは知らない。
だから、同時に連載していた作品とくらべて、面白いとか、面白くないとか、そういう観点は持てない。だけど、漫画雑誌の連載漫画というのは「雑誌で追ってきた」という視点は必要なのじゃないかと思う。
週刊少年ジャンプだと、ハンターハンターの連載再開した時期にだけ、JUMPを立ち読みして、ハンターハンター以外の作品をディスり倒したりするヤツがTwitterとかに現れがちだけど、そういう存在は唾棄すべきヤツだと思う。
たびぶん、ゴールデンカムイを語る時は、同時に連載されていた作品とかも一緒に論じる、そういうのも大事なんじゃないかと思うし、それができるのは雑誌で追っていた愛読者だと思う。私は、他の漫画を知らない。WJの漫画とくらべて語るというのも、野暮な気がする。
登場人物が背負ってきたカルマ。
全話読むと、多くのキャラクターが出てくると思うけど、最終決戦に残るキャラクターは、そこまで多くない。最後まで生きるキャラ、途中で死ぬキャラと様々だけど、ときに協力したり、裏切ったりで話が展開してきたと思う。食も大きなテーマの一つだけど、同じ鍋をつついても、裏切る時は普通に裏切る。
こんだけ一緒に旅をして、一緒に美味しいものを食べても裏切るのか…！？と驚いた展開も数々。
戦争で破壊された人間性。
一つ思ったのは、主人公の杉元佐一は日露戦争を経験したことが、その後の行き方に大きな影響を与えている。主人公のモデルが作者の曾祖父であると、ウィキペディアに書かれていた。
途中で「戦時中も、除隊後も人を殺しまくった杉元佐一は、死んでエンディングなのじゃないか？」と思ったりもした。1周しか読んでない私は、作品のテーマを読み取れている自信はないのだけど、戦争や、人の死を間近に体験して、人間性が破壊された人々が、それを取り戻したり、取り戻せなかったりするのが、一つのテーマなのじゃないかと思った。
キャラによっては、生い立ちとか、親との関係なども大きく関わっているが、第7師団のキャラで、鶴見、尾形などのぶっちぎりで人間性がぶっとんだキャラは、その生い立ちは、金塊やアイヌとは違うところの、呪われた生い立ちなども、大きなウエイトをしめていたのじゃないかと思う。
長い連載だから、どれくらい後付とか、肉付けがあったのかは分からないが、鶴見と尾形は、悪役としての魅力がものすごかった。その一方で、最初から狂っているヤツが出てくるのも面白い。
軍隊内の兵士と指揮官の「愛情」などは、様々な参考文献をあたられたのじゃないか？と、想像する。
とにかく面白かった。
無料で最終話まで読みましたけど、コミックスを手元に置いておきたい気持ちになりました。ほんとうです。年に1回くらい読み返したい気持ちになる感じ。
最終巻は超加筆らしいですから、とりあえず最終巻だけでも買うのも良いかもしれない。
無料期間は、けっこう長かったわけで、もっと計画的に読んでおくべきでしたわ～。
