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以下のニュースは、テレビでも見てました。
- 「幼い頃から恨みが」寝ていた兄を斧で…30歳女逮捕(テレビ朝日系（ANN）) - Yahoo!ニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann?a=20150624-00000014-ann-soci
実際、なぜ恨んでいたのか？という内容は、今日のニュースではでてない。思いつくままに、恨みの原因を想像。
- 性的虐待があった。
- 子どもの頃に性的な要素は含まない暴力や、いじめがあった。
- 就職や恋愛の邪魔をされた。
- 容姿などを否定する言動（悪口など）が継続的に続いていた。
これよりもひどいことかも知れないし、食事のマナーが悪いなど、些細なことかもしれない。もしも、恨みの理由が公開された時に、1.や2.だったら、「そらぶっ殺したくなる気持ちも分かるわ」と、思う人はいるだろうか。
積年の恨み。
ところで、私は5才年上の兄がいる。子どもの頃にされたことは覚えている。
- 父親に似ているから凶悪な人間になると言われた。
- お前は不細工だ、と言われ続けた。
- お前の鼻が低いのは、赤ん坊の時にオレが毎日、指で鼻で抑えたからだ。と言われた。
- 風呂場で溺れる寸前まで、頭を押し付けられた。
- 高校受験の時に、「落第する」と言われ続けた。それは、それまでの虐待に対する報復として兄の高校受験の時に「落ちる」と私が連呼したことに対する報復だそうだ。
- 海水浴の時に、ビーチサンダルにいたずらされた。それは、兄の友達と一緒に行われた。
- 丸めた新聞紙でボコボコに殴られた。
それと、ここには書かないことをやられた。今、兄は福祉関係の仕事でバリバリと働いている。いつの日か、酔った振りをして、「子どもの頃、風呂場で溺死させかけられたから、障害者を風呂で殺すのじゃないか？とハラハラしてますわ。わはは」と言い放ちたいと思っているのだけど、もろもろの事情があって、それはできないでいる。
こんなん書いてたら、マジで、ぶっ殺したい気持ちになってくるな…。
実際、前述の恨みは、兄の結婚式など人生の絶頂で言い放って、最大限の屈辱を与えたい！なんてことを考えていたのだが、自分が大学生になるころには、兄は家を出ていたから、そこで恨みの蓄積はとまった。実際、どうやら血はつながっていて、私の実の兄らしい…ぐらいの認識にまで薄まった。
兄と同居していた妹。
実際、恨みの原因は分からないけど、もしも、私が兄と同居していたら、恨みが積み重なって、斧でぶっ殺していたかもしれない。そして、事件を起こした妹の、恨みの理由は分からない。すごくちっぽけなことかも知れないが、それが20年以上続いたのかも知れない。
そして、それが継続していなくても、恨んだ相手が生きているだけで、恨みが蓄積することはある。「自分にたいしてひどいことをしたやつが人生を楽しそうに生きている」。それだけで、殺す心の理由には、十分すぎるかもしれない。
暴力や、殺人は絶対に許せない。しかし、本人的には、その後の人生を全て捨てでも、ぶっ殺さないと救われなかったモノがあったのかもしれないことは、想像し、そして、理由が分かったとしたら、そこは共感したい部分がある。
無職。30才の女。斧。それだけで、頭のビョーキと決めつけるには早い。実名報道までされてしまっているが、その心に何があったのか？を想像し、できれば知ることができれば、同じ苦しみが自分に来た時に、もしかしたら、殺人以外の方法で救われるかもしれない。
