俺の中学校がテロリストに占拠されたのはどう考えてもテロリストが悪い!第37話。
平等院鳳凰堂マサルが、クラス委員長の大政定春の制止をふりきり、廊下を飛び出した頃、渡り廊下をはさんだ、2年C組では異変が続いていた。そこには、この物語のヒロイン、仁徳天皇陵マサコが、一人教室に残っていた。
ゆとり教育の弊害。十把一絡げの委員長達は、全員、魔の職員室に吸い込まれ、C組にはマサコ一人だったのだが…そこに自衛隊員のような格好をした自衛隊ぽい人たちがやってきたのだ。
その中で、一番小柄で、サングラスをした山河正吉は、一人残ったマサコに言った。
「今現在から、この中学校は我々の拠点とさせてもらう。」
「きょ、拠点!?拠点って何のこと!?」
マサコは、声を上げて問いただした。そうすると、正吉の周囲にいた隊員達が、自動小銃のMS-MSMS9Pをガチャリと向けた。間違いない。この銃は、国産であり、自衛隊員に配備されているモノである。
「いったい、この国に何が起こったのか!?」
マサコは、思わず口に出していた。正吉は、ニヤリと笑い。すると、参謀とおぼしき参謀の勝村為吉が、マサコの首をトンと叩いた。すると、マサコは気を失った。
「まぁ、最悪、人質にはなるだろう?」
「お、親分。おいら、ダンスを踊りたい!」
なんということだ!自衛隊ぽいのは風貌だけど、ハレンチ極まりない男たちだったのか。ハレンチ学園。
その頃、マサルは、最後まで足止めした委員長に対してぶりぶり怒りながら、ようやくトイレに入ろうとしている頃だった。学園内に危機が起こっている。だが、今彼の頭の中は便意に支配されていた…一体、どうなってしまうのか!?
続く。
ルール。
- ブクマコメントで展開希望があったら、それに習って進んでいく。
- なかったら通常通りに進んでいく。