俺の中学校がテロリストに占拠されたのはどう考えてもテロリストが悪い!第27話。
延暦寺マサルが己のカルマと果てしない闘争を終えようとしている時、本丸マサコは、2年B組で憂鬱だった。いつまでも始まらない授業。もしかしたら、ループ世界に突入したのではないか?そのような不安がある。
ただ、待っている生徒達。しかし、彼らは中学生とは言え、アホなので、授業が始まらないことを不思議にも思わず、ただただ、享楽的だった。しまいには、「台風が来て、授業休みなんじゃあなあい?」と言い出すアホが出る始末でさえある。
マサコはイライラを隠せなかった。ああ、こんな時、マサルだったらどうするだろうか?クラスのアホどもと違い、マサルは持ち前のリーダーシップを発揮して、クラスの皆を校庭に避難させてくれるだろう。
イライラが、おかしな方向に思考回路を繋いだのか、マサコの中のマサルは、テレビアイドルの西条正継くらいに美化されていた。マサルは、そんなヒラヒラの服は着たりしたない。
ただ、待っている生徒達。雑談は、とまらない。
「家の前がさぁ。美容科だった。いえ〜い。」
「そして、時が動き出す。」
「お妙のだろな。正村お妙のせいだろうな。」
「お妙が全部悪い。」
そんな意味のない会話をするクラスメイトに、マサコは限界がきていた。いったい、どうなってしまうのか?
続く。
ルール。
- ブクマコメントで展開希望があったら、それに習って進んでいく。
- なかったら通常通りに進んでいく。