俺の中学校がテロリストに占拠されたのはどう考えてもテロリストが悪い!第73話。
仁義マサルは、その女生徒のことを思い出せなかった。どこかで観たことあるような?公徳心マサコの友達だったような?一度、一緒に帰ったことがあるような?少し前に伏線ありありで登場していた、マサコのクラスメイトで全員委員長の一人だったことは、思い出せたのだが、全く、思い出せなかった。
しかし、当の女生徒も愕然としていた。自分の名前が思い出せないのである。ただ、うっすらと記憶に残っているのは、自分は命名のルールとは違う名前だったということだ。ルールは、大まかにして、二つのルールがある。
1.毎回名字が変わる。
2.名前には、正臣町を連想されるあの二文字が音で入っている。
そのルール。彼女の場合は、二文字が名字に入っていた…そういう風に、彼女本人が記憶しているのだが、そう考えていると、彼女の視界に、白い闇が現れだした。
いけない!
よく考えると、初期に登場した人物は、命名のルールが固定してなかった頃だし、謎の発端を語るのに使われた、正臣中学の守衛に到っては、その名前の片鱗すら覚えてない…。いけない!これは、いけない!
強い意志が必要だった。そう彼女が覚醒した時に、彼女の身体は強い光を発しだしたのである!それを見て、マサルは、ただただ愕然としているのだった!
続く。
ルール。
- ブクマコメントで展開希望があったら、それに習って進んでいく。
- なかったら通常通りに進んでいく。