俺の中学校がテロリストに占拠されたのはどう考えてもテロリストが悪い!第61話。
刻限時マサルは、戦慄していた。自分は、自動小銃MS-9999の引き金を引いた。反動に耐えることができずに転んだのだ。コロンビア。そして…。
クロノトリガー。
引き金、トリガー。そこから連想した結果だ。硝煙の煙が立ち込める。マサルは、初めて嗅いだ、その匂い。強いて言うなら、花火大会の匂いに近いだろうか?自分は、自分は何をしてしまったのか…。
ぶりぶりぶり!ぶしゃー!
壮絶な、音が、廊下に木霊した。
「狭いところで、執事も、勿論、午後の紅茶もありませんが?」
「…全然、面白くない。」
「申し訳ない。」
テロリストのリーダー、邪馬台国政次郎は、銀閣寺マサコを手荒に用具入れに押し込んだ。そこは、マットや、旗、学内行事で年に1回くらいしか使わないモノが入れられた倉庫だった。
屋上に倉庫がある学校なんてあるのか?そんな疑問が頭に浮かんだが、少なくともM県S市正臣郡正臣町の正臣中学には、屋上に倉庫があったのだ。
「しばらく不自由させますが?ちゃお。」
政次郎は、門の前に見張りを立て、校長室に帰っていった。「さーて。どうやって脱出しようか?」マサコは、そんなことを考えていた。
マサルは、起き上がったマサルは戦慄していた。ともかく戦慄していた。世の中の戦慄した中学生の中でも、マサルほど戦慄した中学生はいないだろう…。
「お、俺じゃない…。俺じゃない俺じゃない俺じゃない俺じゃない俺じゃない………。」
数話前にインサートされたこのセリフ!一体!?何が起きたのか!?
続く。
ルール。
- ブクマコメントで展開希望があったら、それに習って進んでいく。
- なかったら通常通りに進んでいく。