生活保護受給の問題のニュースをみていると、「生活保護費」でパチンコを…みたいな話がよく出てくる。でも、実際に、遊戯している人数とか分からない。
でも、日本の総人口、パチンコ参加人数、生活保護受給者人数の数字を出してきてたら、大雑把に、ずぼらに推測できるのじゃないか?と思えた。実際にやってみる。
ズボラな部分。
先ず、ずぼらな部分は、総人口に対するパチンコ遊戯者の割合を、そのまま、生活保護受給者数にかけてみる…ということ。なんでも、パチンコやパチスロは、低所得者ほど参加人口が多いらしいです。が、おそらく、生活保護になってくれば、話はちょっと違うと思います。でも、その辺りはデーターがないので、分からんです。でも、感覚的には最終的に出た人数よりは「少ない人数だろな」という感じです。
後、大雑把な計算なので、データソースの数年の違いはムシします。何せ、ズボラなもんで。
パチンコ参加人口。
売上・参加人口・活動回数|社団法人 日本遊技関連事業協会
↑のページよると、平成22年の時点で、パチンコ参加人口は1670万人で、年間遊戯回数は19.9回とのこと。
日本人口に対するパチンコ遊戯者の割合(パーセント)
1670÷12805×100≒13.0 (%)
思ったより多いですね。1割以上の人が参加している???
受給者数とその中のパチンコ参加人口。
受給者数は全国的に増加の一途を辿り全国で210万人以上
生活保護 10年でほぼ倍 | 足柄 | タウンニュース
210×0.13=27.3(万人)
非常に大雑把な計算の結果、27.3万人と出ました。なんか、当初に予定していたよりは、多いですね…。勿論、これは、全ての国民が収入の大小に関わらず、等しくパチンコをしている…という考えに基づくものなので、多分、感覚的には、もっと少ないのじゃないかな?と思えますが、まぁ、そこは分からんのです。
27.3万人という人数?
総人口の13%。受給者210万人の13%という数字は、確かに、大きいように思えるのですが、ここで、ちょっと視点を変えてみて、27.3万人の総人口に対する割合を考えてみます。
27.3÷12805×100≒0.213(%)。
そうすると、約0.2%という数字が出ました。生活保護受給というのは、受給している人も、してない人も、全体の問題のはずなので、全体の、僅か0.2%くらいの人数のために、食品専用のクーポン券とか発行するのか?という気持ちになります。刷る費用とかにも税金はかかる訳で。
私は、パチンコをやりますが、この0.2%という数字を出してみるまでは、「クーポンとかも仕方ないかな?」と思ったのですが、もしも、この0.2%という数字を見ても…人の感性はそれぞれですけど、「パチンコさすな!クーポン発行しろ!」と思う人がいるなら…多分、パチンコ憎し、生活保護憎しが、上回っているのじゃないかな?
年間19.9回という遊戯回数。
私はパチンコをやる、やってた身です。年間19.9回ということは、平均すると、月2回未満ですね。そんな少ないのか?と思う部分もありますが、まぁ、月に1度とか、年間数回程度の人も、そこそこいるということなのでしょう。
報道等で「パチンコをやっている」という事実は出てきても、結果までは出てきません。勝っている場合もあるでしょうし、負けて、食費等々を削ってまで、勝負されているか?その勝負の勝ち負けも分かりません。
もしかしたら、勝ったら食料品に交換、もしくは、貯玉されているかも知れません。
パチンコで勝ったお金は、パチンコで使われることが多いです。なので、勝ったお金でパチンコをやって、また、勝てば次のパチンコに行けます。ニュースに出ない部分なので分からんですが、例えば、「月5000円パチンコをやって、勝ったら勝った分だけパチンコをする」というルールに基づいてパチンコをされていたとして…それは、最低限の文化的な生活としての娯楽に入るのか?5000円という金額は想像ですが、5000円も1円パチンコをやれば、かなり楽しめます(実体験)。丁寧に打って、演出も楽しんだら、休憩を挟んだりすれば…。2時間半から3時間くらいは遊べるかな?最近、やってないので、その辺りの感覚が鈍ってますけど。
多分、パチンコ以外にも娯楽に使われている生活保護費はあると思うのですが、マンガとか、映画とか、カラオケとか、その辺りはニュースで見ないから分からんですが、「生活保護費でコミックスを購入!ゆるさん!」とか、そんな風潮になったら、かなり、息苦しい社会になっているのじゃないか?と思います。
パチンコ叩きのその先にあるように思えるのは、杞憂かも知れませんが。でも、パチンコがヤリ玉になっている今も、ちょっと、息苦しいです。
こまねち。