若者恐怖症の私です。「最近の若者は…」という文面がピラミッドの壁画にもある(ホンマかいな?)という話は、有名ですが、若者に関する記事を読みました。
若者に頑張れつー前に自分が頑張れ。
しっかり稼いで若い層に投資しろ。もしくは席を明け渡せ。自分の子供でもいいし、部下でもいい。赤の他人でもいい。
若者が思うように動かないからって移民だなんだ言ってんじゃないよ。もっと思うように動かないぜ。
今の年寄りは若者に敬意を払われるようなことやってきたか?
もう止めて、若者のライフはゼロよ。:島国大和のド畜生
なるほど。確かに、私も会社員時代とかに、ちょっと年上の先輩とかに「最近の若いのは車に乗らんだろ。」とか「旅行に行かんだろ。」とか「風俗行かんだろ。」とか、色んなことを言われたのを思い出しました。
価値観押し付けるなっつーの。まぁ、その人らも、30代後半くらいなので、まだ、若者なのかも知れませんが…。でも、私自身が気付いたのは、前世代が築いた、人、物、金のパワーインフレの価値観は、既に、「つまらないモノ」になっている気がするのです。
世の中のパワーインフレに飽きちゃった人が多くなっているのじゃないかな?と。パワーインフレというのは、ドラゴンボールみたいに、どんどん敵が強くなっていく現象。
世の中のパワーインフレにみんな飽きてきた(のだろう)。 - 伝外超スデメキルヤ団劇
エントリにも書いてましたが。変わっていった価値観を、激励しようとするのは、愚かな老人かもしれない。
なんで、30代って揚げ足取って高圧的に説教をしたがるんだろうか。
こっちは至って普通にやっているのに……。
んで、「いやいや、勘弁して下さいよ」と反論しようとすれば「オマエは数字も出してないのに、口答えするな」と言われる。
どうやら彼らの言い分は、「会社で圧倒的な売上を立てているがゆえに、それを出せていない俺には何を言っても許される」。
「というか、そういう扱いを受けても当然だよね」。というロジックらしい。
30代の高圧的な説教にほとほと嫌気がさす件について
も一つエントリを読んで。もう31歳の私は、30代のくくりに入るから、このエントリで言うところの30代になってしまっている。他人事じゃない。でも、20代の頃は、演劇に関して高圧的だったような気がするけど、30代になってから、他人に、年下に「高圧的になった」ことは、ないな。人生のしょぼくれもあるけど。
前の会社でも、営業という連中は、ベースで高圧的だったし、「男であること」、「営業であること」、「売上であること」、そして、「年上であること」とかが、高圧的になるのでしょうなぁ。恐ろしいことに、高圧的になれる理由が、状況、条件と、外的要因がほとんどで、内面の要因がまるでない…ことに気がついた。だから、「売上」なんて、数字が減っただけで、彼らの自信が、喪失される…。いや、バカにしすぎか。ごめんなさい。
話がそれたけど、「年上であること」なんてのは、「いつ」生まれたかの違いでしかないから、それが思考の中に入っているのは、実は、円熟した知性ではない気がするな。
そろそろ、まとめると。
思うに、若者は、老人が思っているより、親の世代とか、大人のことは、観ていて、その結果に、現在があるのだと思うのです。だから、わざわざ、叱咤激励する必要もないですし、また、若者の立場にたって、擁護する必要もないと思うのです。
また、老人や若者じゃない世代(20代後半から?)は、「自分達は年をとった分、若者よりはツマラナイ存在」というのを自覚すべきなのじゃないかな。勿論、年を経て素晴らしくなるモノはありますけど、「古いモノはそれだけで駄目」という価値観をもってないと、老人が高圧的になりすぎると、思うのです。
そして、最終的に思うのは、若者に対して我々がとるべき態度は「無関心」なんじゃないかと。そうでなくても、多くの経済活動、商業が「若者」にフォーカスして商品を作り上げたいるのだから。押したら、引く。なら、引いたら、押してくれるかも知れない。別に、若者と関わりたい…という訳じゃあないけど。若者は、若者の、あるがままでいいのじゃないかな…。そうしたら、40年後くらいの若者がでる頃には、世の中、良くなっているかも知れない。
そんな私が、若者にアドバイス出来るとしたら、「私のようにはなるな」である。こまねち。