俺の中学校がテロリストに占拠されたのはどう考えてもテロリストが悪い!第50話。
通天閣マサコは、ただ考えていた。その前で、テロリストのリーダーである、大宮政次郎は、手を大きく振りかざし、まるで指揮者のような感じで、自らの思想を語っていた。
「つまりは、人間の思想というモノがゴミなのだよ。例えば、両さん、アイドルファンとは…。ということを考えた時に、『アニメダン…。』などと考えるやからもいるだろう。しかし、ハンストデモが、布袋の攻撃か。結局はそこに行き着く『フォアボールって勿体無いな。
』なんて考える人間もいるかも知れない。我々が考えているのは、炎の制裁。熱血制裁と言ってもいいかな?つまりは、この正臣町から、この地球を作り変える…そのような崇高な思想を…。」
政次郎は、自分の理念を抑揚をつけて、ただただ語っていた。神妙な顔をするマサコは、それを聞いているようにも映ったかも知れないが、頭の中では、もっと別のことを考えていた。
そう…あのことである。
承 ミッションスタート!
雷門マサルは考えていた。自分と、自衛隊員の力量に、人と人との差しかないのであれば、なんとかして、奴らの武器を奪うことができれば、立場が逆転できるハズである。
武器、脳汁が溢れ出す。
かつて、川原で秘密基地なんかを作っていたことを思い出した。そう、竹と廃材でトンファー(笑)を作っていた時のような、あの感覚である。トンファー。
問題は、どのようにして武器を奪うか…であるが…。どうすればいい!?どうすればいいんだ!?マサルは、まるでロックミュージシャンのように、頭の中で葛藤を続けていた。
続く。
ルール。
- ブクマコメントで展開希望があったら、それに習って進んでいく。
- なかったら通常通りに進んでいく。