俺の中学校がテロリストに占拠されたのはどう考えてもテロリストが悪い!第49話。
妙心寺マサルと、仁徳天皇陵マサコは、自分のするべきことを感じていた。宿命、あるいは、天命。二つ合わせて、運命。今日のこの日に、M県S市正臣郡正臣町の正臣中学に、テロリストがやってきたのは、彼らの長い人生において、重要な意味を…。
そうだ、僕らは、ヒーローになるのだ。場所は違えど、二人は、そのようなことを考えていた。シンクロニシティ。思えば、学年が同じ二人は、誕生日は違えど、生年は同じだった。これは偶然か?だとしたら、なぜ、同じ学年なのか?シンクロニシティーだ!シンクロニシティーに違いない!シンクロニシティー万歳!勇気が、テンションを押し上げる。
「俺は、先週読んだ『リボーン』のことを思い出していた。」
マサルは、後にそう語ったらしい。つまりは、『各個撃破』…であると。この文章の草案を作っていた時と、公開する時で、随分と時間が経ってしまったから、既にリボーンは最終回になってしまった。そんなことが、マサルの頭に過ぎった。
???俺は、何を考えているのか?
その後は、冷静に戻り、自分の戦力を考えてみることにした。
「俺の力を1としよう。」
小さな声で、そう呟く。テロリスト1人1人の力が各人どれくらいかは分からないけど、きっと、武器を持っていることをさっぴいたら、100ってことなく、おそらく10ってことはないだろう。5か3だ。
その数字には、全く根拠はなかったが、ただ、マサルは、自信によってのみ、突き動かされていたのだった!大丈夫か!?
続く。
ルール。
- ブクマコメントで展開希望があったら、それに習って進んでいく。
- なかったら通常通りに進んでいく。