俺の中学校がテロリストに占拠されたのはどう考えてもテロリストが悪い!第63話。
例えば、雪の日にはしゃぎすぎて、地面にすっ転んだとしよう。それが、幼稚園児だとどうだろう?微笑ましい光景かも知れないし、心配してしまうかも知れない?
それでは、小学生だったらどうか?その発達の段階において違う。低学年は、幼稚園児と同じくらいの印象かも知れない。中学年になると、そろそろ、戒めの感情がわく。高学年にもなると、昨今の子供は成長も早い。
「お姉さんなだから、しっかりしなさい!」
と言いたくなるかも知れない。
それでは、中学生では?もう、大人の仲間入り…という訳じゃあないけど、やはり、戒めの感情の方が強くわく。高校生、大学生となれば、同じだろうか?大学生くらいになると、むしろ許容の感情が沸くような気がする。かも知れない。
同じことをしても、年齢で印象が変わってくるのは、当然ながら社会的な立場が関係している。少年法を持ち出すまでもなく、年齢、つまり発達段階というのは、我々の感情の中で大きい。
端的に言うと、「大人が何をやっているの!」ということだ。それが、まさに、大吟醸マサルの前で起きてしまったのである。
ぶりぶりぶり!ぶしゃー!ホカホカホカ!
「ご、ごめんさない!」。マサルは、初めて大人の面子を潰した。マサルは、自動小銃のMS-900を持ち、その場を走り去った。元自衛官、今やテロリストである、この後は登場しないであろう郡上八幡正信は、社会的なモノを全て失ってしまったのである。
彼の絶望も、何かの伏線になるのだろうか?
続く。
ルール。
- ブクマコメントで展開希望があったら、それに習って進んでいく。
- なかったら通常通りに進んでいく。