俺の中学校がテロリストに占拠されたのはどう考えてもテロリストが悪い!第59話。
山田錦マサルが振り返ると、奴がいた。そう織田裕二だ。いいや、違う。先ほど、自動小銃MS-9000をトイレの前に立てかけて、トイレに入っていった、テロリストの一人、錦鯉正継だった。そう基本的にトイレが長いマサルは、油断していたのである。
人によってトイレの長さは違う。それは、個性と言って良いのじゃないだろうか。勿論、長い、短い、どちらが悪いという訳ではない。だが、長すぎるのは、お尻の病気に良くないなんて話もある。
しかし、だとしても、マサルの命運を分けたのは、その感覚のズレだったのである。トイレだけに命運なんつって…。
その頃、今作のヒロイン、吉田山マサコは、屋上に連れて行かれる階段を登っていた。ふと、「ああ、お腹が空いた。麩菓子食べたい。」そんなことを考えていた。平和なもんだね!
その一方で、マサルのピンチは続いていた。今、目の前にいる男をなんとかしないと、自分の命が死ぬ…。どうすれば、どう誤魔化し倒すのが、良いのか?
「何してる?って聴いてるんだよ!」
正継は、声を上げる。その一言で、ブルってしまった。なんとかして、この場をしのがなければ…クラブ活動の「推理研究会」でならしたこの頭脳で、このピンチを…と考えた後に、マサルは絶望した…。
マサルは、帰宅部、だったのだ…!?絶望である…。
「お前、まさか、あいつらの仲間じゃねぇだろうなぁ?」
マサルは、ガチガチと震え、自動小銃を握りしめている。状況的には、武器を持っているのは、マサルだが、ブルってしまっている…。この後、数話前に印象的にインサートしたセリフに繋がっていくはずなのだが、次回に持ち越す…。
一体、どうなってしまうのか!?
続く。
ルール。
- ブクマコメントで展開希望があったら、それに習って進んでいく。
- なかったら通常通りに進んでいく。