例えば、アイテムを無限に持ち歩けるRPGって多いけど、それって、「準備をする楽しさ」を喪失させているな。と思った。「次の目的地まで、これぐらいの道程だろうから、薬草を8つ持って行こう。」とか。それは、遠足の前夜的かも知れない。
だったら、そーいう部分だけに特化したRPGとか、面白いように思った。
準備だけするRPGを考える。以下のような感じかな。
- 目的地を決め、旅の準備をする。
- 移動・戦闘はオートで行われる。
- 目的地に着く/着かない。
- 次の旅の準備をする。
それぞれ解説。
1.目的地を決め、旅の準備をする。
世界観は、人類の未踏の地を踏破していく探検者モノみたいな感じにしようかな。スタート地点があって、割と自由に、目的地を選べる。
目的地は、ディフォルトで決まっていても良いけど、欲を出すなら、目的もフリーで選べる。その地形的要因(水があるとか)によって、到達した後に拠点となり、条件が良かったら、街とかに発展していくとか…。
まぁ、その辺りは、膨らましの部分だから、ディフォルトで設定されているようにしようか。拠点にいる間に、情報収集をしたり、連れて行く仲間、持って行くアイテムの選定で、旅パラメーターが変化する。
例えば、「魔よけのお香」みたいなモノを持っていれば、敵との遭遇確率が減るとか。仲が悪い人同士になると、旅に支障が出るとか…。特殊技能であるとか。
情報収集は、単純に聞いてまわる作業になるとツマランから、情報の真偽とか、お金を払って買える情報とかあっても良い。
また、基本的に目的地に到達することが、目的なんだけど、RPGあるあるの周辺探索でレベルを上げる…という選択肢も欲しい。
2.移動・戦闘はオートで行われる。
旅パラメータを決めたら、移動と戦闘はオート。キャラの性格とか、事前情報で歩き方が変わる。大まかな作戦、「砂漠は通らない」とか、「モンスター頻出地帯は迂回する」とかを決められても良いかも知れない。性格によっては、遂行してくれない。
プレイヤーの介入はゼロでも良いのだけど、移動中とか、戦闘中の作戦くらい指示できても良いかも。聞くかどうかは、性格次第。
3.目的地に着く/着かない。
目的地につけば、そこが拠点となって、次の目的地を選定する。だがしかし、途中で人死が出たり、旅の続行が不可能…と判断された時は、任意でルーラで出発地点に戻れることにする。
ルーラをして、一度戻るメリットは次回の旅の時に、前回の到達地点までは比較的楽に旅ができる。デメリットは、目的地到達までにかかった日数が増えると、それに対するボーナスが減る。もしくは、一度の旅で未踏地点を進む距離が多いほうがボーナスが多い…とか。
メリット・デメリットのバランス調整が肝になる気がするけど、レベル上げを繰り返したら楽になるという部分には、デメリットを作りたい。
主人公以外にもパーティがいて、ノロノロしていたら先を越されるとか。逆に、他のパーティが開拓したルートを通ると安全とか。
4.次の旅の準備をする。
目的地についたら、また、準備をして、後は、繰り返し。この繰り返しの中にストーリーみたいなモノを組み込んだら盛り上がるかな。恋愛要素を入れたら、ギャルゲーみたいになるし、連れている仲間によって、固有のイベントが…は、つまらんか。
純粋に、準備をする、オート、結果、フィードバックの繰り返しが面白く出来れば、ストーリーなんてのは、オマケのように思える。
終ります。
なんてことを考えていたら、昔、コンパイルが出していたディスクステーションに似た様な探索するゲームがあったように思える。まぁ、随分、昔の作品なんで、ファン以外は覚えてないように、思えるけど…。
手ぶらRPGなんて、ズボラの極地な気がするけど、手放しで、ながらにできるゲームがあっても良いと思います。
こまねち。